世界中の銀行に共通しているのは、預金額の多寡や自行が扱う金融商品の取引量によって顧客を区別(あるいは“差別”)するという点である。
たしかに口座残高が数万円の顧客と残高数億円の顧客とを同列に扱うのは、理に適っていない。それは一般企業でも同じではある。しかしながらATMという機械の前では預金者はすべて平等の扱いとなるのが、非金融業の企業・団体との違いであろう。
それに対して邦銀は、自国内のATM利用者から“手数料”なるピンハネを平然と行っている。
そもそも自行のATMについては365日、24時間手数料無料とするのが筋なのに、しっかりと土日祝日、そして夜間早朝と手数料を取っている。大体、無人化された機械から自分の金を引き出すのに、手数料が取られるのはおかしいではないか。
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三菱東京UFJ銀行が自行店舗やコンビニでの現金自動預払機(ATM)の利用手数料の見直しを検討していることが2日、分かった。自行ATMについては土日祝日も含めて午前8時45分から午後9時は無料で引き出せるようにする。一方、コンビニのATMについては平日昼間も有料化する。11月以降に実施する方向だ。
コンビニATMの手数料については、現在無料となっている平日昼間を105円に有料化するほか、平日夜間や土日祝日については現行の105円から210円に引き上げる。
(以上引用)
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時間制限があるところは残念だが、土日祝日も無料とするのは良いことだ。自分的には、これで野村證券にばかり預金を集中しなくても済みそうである。
コンビニATMについては、現在無料の平日昼間を105円に有料化するそうだが、私はコンビニでATMを利用したことが無いので関係ない。それにコンビニATMは銀行が展開しているのではなく、アイワイバンク、セブンネットやイーネットなど都銀、地銀以外の業者がコンビニ展開している。銀行は手数料をそれらの業者に払う必要があるので、有料化は仕方あるまい。
それから三菱東京UFJ銀行は自行の支店間振り込みで手数料を取らない。ところが例えば、「みずほ」や「三井住友」「りそな」は自行の支店間振り込みなのに、しっかりと手数料をとる。これを顧客からの搾取と言わずして何と言えばいいのだろうか。
我が国の都銀、地銀が抱える課題のひとつは、身近な例ではATMの手数料オール無料化。特に図体がデカイだけで国際的競争に出遅れがちなメガバンクが一般国民の信用を得るには、絶対に必要なことであろう。
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