ヘレン・カルディコットなる小児科医が去る7月7日、東京国際文化会館で、福島の放射線問題に関して講演を行った。この医者のスタンスは「反原発」、その前提で話した内容が酷過ぎた。
彼女によれば、福島第一原発3号機の単なる水素爆発が、広島に投下された原爆の1000倍のエネルギーだったというのである。
一方、今年2月、ロシアのチェリャビンスク州に落下した隕石の爆発エネルギーについての記事が『サイエンス』誌に載っている。
読売新聞11月7日12時12分配信記事↓
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ロシアの隕石は直径20m、音速の56倍で飛来
【ワシントン=中島達雄】今年2月、ロシアのチェリャビンスク州に落下した隕石は、もともと直径約20メートルの小惑星で、探査機「はやぶさ」が試料を持ち帰った「イトカワ」と成分が似ていたと、ロシア科学アカデミーなどの研究チームが米科学誌サイエンス(電子版)に発表した。
チームには米航空宇宙局(NASA)や東京大も参加し、回収された隕石の破片や、自動車の車載カメラで撮影された映像などを分析した。
それによると、大気圏に突入する前の隕石の重さは約1万3000トン。時速約6万9000キロ(音速の56倍)で飛んできたという。
隕石は高度約30キロ・メートルで爆発しており、その際のエネルギーを計算したところ、TNT火薬に換算して約600キロ・トンで、広島型原爆の爆発エネルギー(約15キロ・トン)の40倍だったという。(以上引用、太字下線は筆者)
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記事にあるように、あの大被害をもたらした隕石爆発が広島に投下された原爆の爆発エネルギーの40倍だという。冒頭のヘレン・カルディコットの「福一の爆発が広島原爆の1000倍のエネルギー」が正しいとすると、あの爆発の被害は県境を越えて茨城や宮城へも及んでいなければおかしい筈なのだが。
このヘレン・カルディコットだけでなく、福島第一原発の水素爆発をネタにして「脱原発」を唱える連中にとっては、爆発エネルギーの大小に関わらず、とにかく
「福島第一原発の事故が人類史上最悪・・・」
という事にしたいのだろう。
ちなみに欧米諸国や特亜が「フクシマ」を連呼する理由のひとつには、どうも広島、長崎への原爆投下という人類史上最凶の犯罪行為の記憶を「フクシマ」で薄めようとする意図があるのではないか。これに「脱原発」運動人士が乗っかっている。
より正確に言えば、事実を直視するどころか誤魔化しで己らの主張を拡げようとする反原発・脱原発の「放射脳」連中と、原爆投下に対してトラウマを持つ白人勢力プラス“第二次世界大戦の戦勝国”サイドにいると自認する中共や韓国らの野合なのである。
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