衝撃的な出来事を目撃した。
昨日午後11時半、酔客や帰宅する人々でごった返す小田急線の車内。右斜め前にいた大学生風の女の子が、いきなり反吐をまき散らして倒れた。
その子は直立状態でリバースしたので、広範囲に飛び散って被害者多数・・・
まるでクラスター爆弾が炸裂したかのような惨状を呈している。
感心したのは、そのあとの出来事。反吐まみれで倒れ込んだ女の子はともかくとして、“被害”を免れた乗客たちが各々のポケットティッシュを持ち寄り、被害者たちに分け与えだしたのである。
たしか7月には、電車とホームの間に挟まれた女性を乗客たちが協力して救出して世界が絶賛したという出来事があったが、あれと同じで見知らぬ客同士がいざとなったら助け合うという昨日の光景も、日本人の特性をよく現している。
教育勅語に曰く、「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ~」(ひとたび緊急の事態が生じたら正しい勇気をもって公(おおやけ)のために行動し)というのは、何も国家の重大事の時だけではない。日常の中の緊急事態にも相互扶助の精神を発揮できる、それが我が国の美風である。
年の瀬に、日本を再確認した出来事ではあった・・・
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