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バノックバーンの戦いから700周年、スコットランド独立か

 
イギリス・スコットランドのウォーカーズ社といえば、クッキーなどお菓子の大手メーカーとして日本でもお馴染み。最近では輸入食品専門店のみならず、有名スーパーでも同社のクッキーを扱っているが、過日、香港そごうの食品売り場で珍しい商品を見つけた。
 
イメージ 2
 
なんと、バノックバーンの戦い(Battle of Bannockburn)700周年記念のクッキー詰め合わせである。描かれている人物はおそらく、スコットランドの英雄、ロバート1Robert the BruceRaibeart Bruis であろう。
 
イギリス=グレートブリテン及び北アイルランド連合王国の成立が1801年、それに先立ちスコットランドイングランドと合併したのが1707年。それ以前の両者は人口と経済力に勝るイングランドスコットランドへの支配を浸透させようとし、それに反発するスコットランド側がことある毎に独立への反抗を繰り返すというものであった。
 
スコットランド独立の勇士ウィリアム・ウォレス(William Wallace)の生涯を描いたメル・ギブソン主演の映画『ブレイブハート(Braveheart)』では、「ブルース伯」としてウォレスの友人のように描かれていたロバート1世であるが、対イングランド独立戦争の戦績で云えばウォレス以上の成果を上げている。
 
特に1314624日、スコットランド中部のバノックバーンにおいてイングランド軍を破り、スコットランド独立を確かなものとした事で、ロバート1世はスコットランドの国民的英雄となっている。
 
このバノックバーンの戦いは『ブレイブハート』のラストシーンでも描かれている。ウォレスとの因縁についてはフィクションの部分が多いが、実に感動的なラストだった。
(ご参考)
Braveheart- Ending scene
 
そして奇しくもバノックバーンの戦いから700周年の今年、918日にスコットランドの独立の是非を問う住民投票が実施される予定になっている。昨年11月には、現スコットランド政府が独立後のスコットランド国家としてのビジョンを公表しており、現地では相当盛り上がっているようである。
 
時間が取れれば今年、是非スコットランドへ足を運びたいものである。
 
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