賭狂がゆく

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塩村都議事件とアンネ事件、慰安婦騒動~ジャパンディスカウントの誘引

 
塩村文夏(あやか)都議(35歳、世田谷区選出)への野次事件、先週のTV映像では塩村都議の質問内容に対して、何で野次る議員がいるのか理解できなかった。従って野次を飛ばした議員はとんでもない奴だと思っていた。
 
ところが複数のサイトを閲覧した結果、その野次は417日発売の『週刊文春』4月24日号記事、「渡辺喜美8億円調査担当 みんなの党倫理委員長の不倫疑惑」を踏まえたものであるらしい事が判ってきた。
 
何故「踏まえたものであるらしい」という表現かと云うと、野次を飛ばしたとされる都議会自民党が何のリアクションも起こしていないため。
 
そして塩村都議は「不倫疑惑」を野次られたにも関わらず、それを逆手にとって「女性への差別」野次ではないかと涙で切り返したのだから、これは相当の「手練れ」。一部ネット上ではその前歴や発言で評価急降下しているが、“危機管理”という点では、むしろ賞賛に値するであろう。
 
日曜夜の宮根キャスター司会TVニュース番組でも塩村都議は生出演して「女性への差別」を訴えていたのは、不倫疑惑」を有耶無耶にする千載一遇の機会と考えているからであろう。切り返し成功で上げ潮の今がチャンス、と。
 
ここまでなら痴話喧嘩に毛の生えたようなものだが、問題はここから。
 
CNNやウォール・ストリート・ジャーナル、ガーディアンといった外国メディアが、「性差別炸裂」だとか「女性議員に性的虐待」だとかの見出しと、「日本では女性は家庭にいるべきだという考えが一般的」云々の偏向内容記事を流し始めたのである。
 
例えばCNN ↓
Outrage follows sexist outburst at Tokyo assembly meeting
 
これは「アンネの日記破損事件」や慰安婦像事件と同列の、所謂「ジャパンディスカウント」を目的とする日本攻撃の一形態である。
 
つまり塩村都議の「不倫疑惑」⇒「女性への差別」切り返しは、当人が意識していたか否かに関わらず、この「ジャパンディスカウント」を誘引したと云う点で、一種の「外患誘致」に該当すると言えるのではないだろうか。
 
もっとも野次を飛ばした都議も阿保である。放っといて最後に皮肉を言えばいいものを、つまらん野次で時間を無駄にしたのだから。
 
「クールジャパン」ブーム未だ冷めやらず、またサッカーW杯で日本人サポーターが世界に賞賛されたりと、日本は今注目され賞賛されているのだから、野次を飛ばしたであろう自民党の都議は事ここに至ったからには、慶応4年2月の「堺事件」における土佐藩武士のように、日本古来の伝統に則って身を処してもらいたい。
 
そして同時に自民党は、前述のように野次のきっかけが不倫疑惑」であったことを公表して、全国民と海外マスコミに周知徹底させるべき。「慰安婦」騒動のように、曖昧な態度をとり続けるのは国益に反するからである。
 
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