賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

リコー「追い出し部屋」,素直に応じた人はバカを見たのか

 
コピー機大手メーカーのリコーが、2011年のリストラの際に希望退職に応じなかった従業員に命じた出向や配置転換を取り消す方針を固めた由。このリコーの方針は、出向命令を無効として提訴した従業員2人との和解が東京高裁で成立したことによるもの。
 
朝日新聞719546分配信記事↓
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リコー、出向・配転命令取り消しへ 追い出し部屋問題
 社員を不本意な部署などに異動させ退職を促す「追い出し部屋」の問題で、コピー機大手のリコー(東京)は、希望退職に応じなかった約100人に対する出向・配転命令を取り消す方針を固めた。複数の関係者が明らかにした。デスクワーク主体の仕事から、肉体労働の必要な仕事などに異動させた全員を今秋にも元の職場などに戻す。
 リコーの命令には「人事権の乱用」で無効とする判決が出ており、批判の高まりで撤回に追い込まれた。
 リコーは2011年、国内外で1万人を減らすリストラ計画を発表し、1600人を目標に希望退職を募った。実際はリストラ対象者を選んだうえで退職をすすめたが、応じなかった40~50歳代の152人を、技術・開発職などデスクワーク中心から、コピー機の解体といった肉体労働を伴う職場などに異動させた。(以上引用)
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この記事を見る限りでは、希望退職に応じず出向・配転になった約100人については異動を取り消すものの、素直に退職勧告に応じた人はそのまま・・・ということらしい。やはり声を上げないとダメか。
 
それにしても、実態が「追い出し部屋」のセクションをリコーが作ってターゲットを異動させたという訳でもないらしい。私のところは20年前の合併の際に、辞めてもらいたい人を会社が「人事開発室」なる新セクションに異動させ、机一つ与えただけで事実上自主退職へ追い込んだ過去がある。
 
殆どの人はその隠微な圧力に屈して辞めていったが、半年以上経っても屈せず、最後まで居残ったのが一人いた。その御仁は関係会社を転々とした挙句、本体に復帰。今は配属先部署が丸ごと関係会社の一部門へと移籍したので「出向」という形になっている。その根性は大したものだ。
 
記事中では、「応じなかった40~50歳代の152人を、技術・開発職などデスクワーク中心から、コピー機の解体といった肉体労働を伴う職場などに異動させた。」とあるが、会社も会社ながら、その程度の配転でクレームつけるリコー社員の甘ちゃんぶりが鼻につく。流石、有名企業の社員様は一味違うのだろう。
 
そして、会社の退職要請に素直に応じた人はバカを見た・・・という事か。
 
しかしながら「人生いろいろ」、それが幸か不幸かを決めるのは自分自身なのだろう。
 
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