カジノではイカサマは無い、ということになっている。不正が発覚すれば、あっという間に賭客は寄り付かなくなるし、そもそもカジノの収益の核は集まった客からのテラ銭。そのために付随する娯楽・飲食施設を併設拡充することで集客効果を高めるのであり、自ら信用を失墜させるイカサマ賭博を行う事自体がナンセンスである。
ラスベガスやマカオに代表されるメジャーなカジノの歴史は、反社会勢力の排除に代表される、少しでも透明性を高めてイカサマ性を無くそうと努力してきた歴史でもあった。そして民営、公営を問わず、カジノの「非イカサマ性」を保証するのは「公」である。
ところがカジノを監督する「公」そのものが、そのトップの選挙に関して出来レースを行っているとしたら、公正性について真面目に考える者がバカを見るのは明らか。その意味で、去る8月31日に実施されたマカオ特別行政区長官選挙はまさにイカサマ賭博の極致と言えるだろう。
澳門日報2014 年9月1日配信記事↓
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380高票連任 崔:迎難而上創新機
【本報消息】澳門特別行政區第四屆行政長官選舉候選人崔世安,昨日獲三百八十票、近九成六得票率,高票當選為第四任行政長官候任人,成功連任。他在勝選宣言中承諾,將全力以赴,推進“一國兩制”、“澳人治澳”及高度自治,堅定不移貫徹落實基本法,並以改革創新的精神,落實參選政綱,加快促進經濟適度多元;創造更好的社會環境,讓每人都能通過奮鬥而有公平發展的機會,分享更多發展成果。崔視十三張白票為鞭策,並以“迎難而上、共創新機”為目標,未來五年推動公平的政治參與機制、明年一月啟動公共行政改革,培養澳門人才向上流動。(以下略)
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マカオ長官選は住民による直接選挙ではなく、選挙権を有するマカオの選挙委員会委員(定員400人)による間接選挙である。各界出身者で構成される委員の選出に際して考慮されているのは、先ず親中共のスタンスであること、これに尽きる。
そして立候補者自体、親中派でなければならない。現職の崔世安氏が再選されたが、当然崔氏は親中派である。そもそも前職の何厚鏵氏(現・全國政協副主席)といい、崔氏といい、古くからのマカオ「四大名家」出身で、“出来レース”になるのは最初から判っていた。
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