賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

イスラム国との提携は是か非か

 
漫画北斗の拳の連載が始まった頃、当時大学生だった私は下宿近くの安食堂で「週刊少年ジャンプ」を毎週読んでいたものである。今にして思えば「世紀末」を意識していた、あの1980年代の雰囲気に、その全編を流れる荒涼とした世界観が見事にマッチしていたように思う。
 
そんな北斗の拳の世界をリアルに現出しているのが、シリアやイラク北部で急速に勢力を拡大している『イスラム国』である。米人2名を処刑してYOU TUBEで晒すわ、支配下の住民が言う事を聞かないと略奪虐殺をほしいままにするわ、遂にはアルカイダまでが彼らと絶縁、敵対するに至ったというから、暴れっぷりは半端ではない。
 
この『イスラム国』の目標は、中央アジアに進出して東トルキスタンまで勢力拡大の末に、同地を支配し暴虐の限りを尽くしている中華人民共和国中国共産党を撃滅し、東トルキスタンウイグル族を解放することだと云う。
 
たしかに東トルキスタンチベット南モンゴルを侵略し、現地住民を弾圧するだけでなく民族そのものを抹殺しようとしている中共漢人たちの行状は、『イスラム国』を凌ぐ恐ろしさである(国連の末端機関は「ヘイトスピーチ」なんぞと騒ぐ暇があれば、この中共の行状を真っ先に取り上げるべきなのである)。
 
さて、「敵の敵は味方」という伝でゆけば、今のところ距離的に彼らと遥かに離れており、国内にその勢力が伝播する恐れがない筈の我が国にとって、『イスラム国』が中共撃滅を目標とするならば提携するにやぶさかではないのではなかろうか。
 
具体的には東トルキスタン独立支援のための世論喚起、資金援助、人材育成、日本国内の中共施設と親中共人士をターゲットとして来るべき日のための予行演習を行うといった処であろう。日本側の条件は、我が国の盟友インドの保全と相互不可侵を『イスラム国』に約束させることと、「イスラム債」起債に関して最恵国待遇とすること、などなど。
 
オバマ米大統領は「イスラム国を解体破壊する」、バイデン米副大統領は「地獄の門まで追い詰める」云々と逆上したコメントを出しているが、元はと言えば『イスラム国』の勢力拡大を招いたのはアメリカの対外政策の失敗のためである。
 
我が国は一応、西側諸国の一員として欧米と歩調を合わせてはいるが、中共と韓国が仕掛ける反日謀略戦、すなわち「従軍慰安婦」や「南京大屠殺」などに惑わされ、それに同調して日本に圧力をかける欧米諸国といつまでも深く付き合う必要は無いだろう。
 
場合によっては『イスラム国』との提携も、選択肢の一つではないだろうか。
 
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