賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

香港民主弾圧:俺の帰国と入れ違いに強制排除か!

 
14日は占拠地を守る香港民主派の人々の無事を案じながら、日本からの連れを香港大学内の「國殤之柱」、すなわち天安門事件モニュメントへ案内し、昨15日午前、私も香港より帰国。
 
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(「國殤之柱」)
 
(ご参考エントリー)香港大学内の天安門事件像「國殤之柱」
 
するとTVでは、香港政府総部前の道路の民主派を警察が「清場」つまり強制排除している映像が流れていた・・・俺の帰国と入れ違いに強制排除か!
 
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(この情景が一日で無くなってしまった!)
 
前にも書いたように、香港市民は大人も子供も、これだけの大規模な抗議活動を誰も経験したことが無い。だから民主派だけでなく反民主派の人々でさえ、何をどうしていいのかまったく判らない状況のままで、手探りで出口を模索していたのだ。
 
今回滞在中に話し合いの機会を得たのは、
 
・民主派最大政党のひとつ「民主黨」の主席・劉慧卿氏(立法會議員)と、同じく立法會議員の單仲偕氏
 
親中派(建制派と呼ばれる)最大政党「民建聯」の主席・譚耀宗氏(立法會議員)ら3名 ⇒ ※ 彼らとの会談は外務省の要請による
 
・香港本土派(急進民主派と呼ばれているが、実態は民主主義と香港人の固有の権利、教育、伝統、文化を守ることを目的に活動している)の人々
 
・そして占拠中の政府総部前、銅鑼湾で出会った民主派の人々
 
今迄に取り得た打開案を次々と香港政府に反故にされた民主派の人々は、良い方向に向かう出口が見えない事を憂いていた。反民主派の「民建聯」の人々は現状について触れなかったが、その表情と態度からは同じく打開策が見えないことへの焦りが窺われた。
 
しかし、自分たちの為だけの“出口”が明確に見えていた組織体がある。それは中国共産党習近平政権、そして下請けの香港政府と汚職疑惑の梁長官。
 
20日からの北京での中共行事・第18期中央委員会第4回総会(4中総会)に間に合わせるため、何としても体裁を整えておきたい・・・というのは前にも書いたように当初から解り切っていた。
 
北京は口では「一国両制(一国二制度)」で「高度な自治」と唱えながら、その実、建前をかなぐり捨てて、「香港も中国化するぞ」という意思表示を明確にしたのである。
 
日本の報道では単に「学生」と書かれていて、おそらく皆さんはすべて大学生をイメージされていただろうが、実際は中高生が1/3近く占めていた。
 
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(香港政府総部がある金鐘(アドミラルティー)で出会った中学生)
 
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(金鐘で演説中の学生団体「學民思潮」代表・黃之鋒君(17
 
繰り返すが、中共の手先「香港ヤクザ」や香港政府、警察、その背後で睨みを利かしている中国人民解放軍・駐香港部隊の装甲戦闘車両群の圧力に対して、この子たちがどれだけ耐えられると思いますか?
 
しかし香港の民主運動はこれ一回で挫折消滅するような底の浅いものではないし、また消滅させてはならない。また今回香港で知り合った人々も、今後の長期戦を覚悟していた。これからは立法議会で、波状的な大遊行(大型デモ)で、そして言論戦の継続で、国際社会へのアピールを繰り返して「公正な真の普通選挙の実現」を第一目標とする運動になる。
 
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香港島銅鑼湾(コーズウェイベイ)占拠地にて ※もう強制排除…)
 
私も彼らとの約定を果たさなければならないので、先日の台湾「太陽花(ひまわり)學運」を日本の多くの有志が支援したように、香港民主派へ日本がどう効果的に支援できるかを模索し実行する。
 
心ある日本の皆さん、どうか香港の自由と公正な民主主義を守る人々への応援をお願いします。
 
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それにしても、である。あんな中高生たちを襲撃したヤクザ、催涙弾を打ち込み、昨日も胡椒スプレー噴霧しまくって重機で強制排除した香港警察と梁長官、それを命令した中共、そして習近平・・・
お前らは、もはや人間ではない。
 
その報いはやがて、こうなる。
 
「香港における公正な真の普通選挙の実現」
   ↓
香港人の命運自決の権利獲得」、
   ↓
「中国本土各地での民主化運動の興隆」
   ↓
「華南(広東)地域の北京からの独立」
   ↓
「香港本土化~独立」
   ↓
   ↓
中国共産党中共政府の打倒」
   ↓
「中国各地の民主独立政府樹立~連邦共同体へ」
 
 
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「天滅中共」、天は必ず中共を滅ぼす。
 
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