賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

札幌市の外国語表示に思う

 
土、日、月と札幌に滞在していましたが、インターネット環境に居なかったのでエントリー更新も出来ず、毎日追いかけている香港情勢の現地サイトもフォロー出来ず、情報出遅れ感に囚われることしきり。
 
しかし考えてみればネットと無縁の生活は久しぶりで、気分的にも意外な解放感があっていいものです。たまにはPCから離れるのも精神衛生上、必要なのかもしれません。
 
ところで北海道は「観光大国」、平成25年度の訪問外国人客数は1153,100人(前年度比45.9%増)と初めて100万人を超え過去最高となりました。これは昨年の全日本における訪日外国人客数1,098万人の約1割に当たる数字です。
 
国別でみると、以下の順になります。
 
1,台湾(415,600人)
2.中国(158,300人)
3.韓国(141,600人)
4.香港(107,300人)
5.タイ( 98,800人)
 
※「北海道観光の現況」北海道経済部観光局(平成26年9月)より
 
この現況を象徴するような案内板を札幌市内で見つけました。
 
 
イメージ 1
 
首都圏のどこぞの私鉄や自治体は中国語でも簡字体しか表記していなかったりするのに比べて、台湾・香港の繁字体がちゃんと表記されているのが評価できます。
 
ただ、何で英語の次に「ハングル」なのか・・・訪問客の国別で云えば中国繁字体になる筈ですが・・・また上記北海道訪問客の第5位「タイ」国観光客が更に増えれば、標識にタイ語も表記する必要があるでしょう。そうなると際限がありませんが。
 
どうしても外国人のために標識・案内板を変えたいのなら、日本人の大多数が信奉している「国連」すなわちUNの公用語、つまり英語、フランス語、ロシア語、スペイン語、中国語、アラビア語の6ヶ国語にしてみるべきではないでしょうか。日本全国津々浦々の標識・案内の外国語表記は、「UN公用語」に統一する・・・この方がよほど筋が通っているのでは、とも思います。
 
しかし考えてみれば、いくら「観光立国」を政府が目指すからと言って、日本国中の標識を「UN公用6ヶ国語」や日・英・中国繁字体・中国簡字体・ハングルで表記するとなると、上のような煩雑なものとなる訳で、日本人にとっては「うっとおしい」としか思えません。
 
それとも政府の考えは、
「外国人様のために、日本人は我慢しろ」
という辺りにあるのかも知れません。
 
なんとも住みにくい世の中になったものです。
 
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