久しぶりの嬉しい知らせである。台湾統一地方選「九合一選挙」において馬英九総統の中国国民党大敗。そして民進党が支援する無所属の医師・柯文哲さんが、台北市長選挙で当選した。
(柯文哲氏の著書(右)と政策集)
台湾6大直轄市(新北、台北、桃園、台中、台南、高雄)の市長は、自治体首長の権限だけでなく「閣僚」としての地位も有する。選挙前は国民党が新北、台北、桃園、台中の各市(桃園は12/25より市制へ)を含む15県市を保持していたが、今回の選挙で6県市へと大きく後退した。直轄市は新北市のみという惨状に、蘋果日報は「国民党潰敗」と報じている。
去る3月、馬英九政権が中共との間で結んだ「サービス貿易協定」に抗議し、台湾の自由と独立を訴えた学生集団「太陽花學運」が台湾立法院を占拠した一件。そして当ブログでもメインで書いて来た、香港民主派学生・市民の決起と香港政府・中共による弾圧。台湾国民と全世界は、これらの出来事を目の当たりにして来た。
「香港の仇を台湾がとった」
ようなもの。
中国の「一国二制度」がまやかしにしか過ぎず、その中国に妥協する国民党・馬政権はダメだという民意が示されたのが、今回の選挙結果と言えよう。
それに引きかえ我が国沖縄県知事選では、沖縄県民の大多数がよりによって親中派を知事にしてしまった。翁長知事は「琉球対日本」という図式へと県民を誘導しようと目論んでいるらしいが、要するに中共を利することに何のためらいもない、という事である。沖縄のこの選択は、台湾や香港だけでなく全世界の良識に対する挑戦的行為に他ならない。
今回の台湾選挙で「香港大陸化、台湾香港化」への流れは一旦遮断されたものの、このままでは香港より先に沖縄が中国化してしまう。そして台湾は大陸と沖縄の両方向からの圧力を蒙ることになる。
前から述べているように、先ずは
② 新知事による中国勢力誘致の施策を県議会で潰し続ける
以上の施策をすみやかに実施すべきである。
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