<DAVINCI: SHAPING THE FUTURE>
と題した、東南アジア初の「レオナルド・ ダ・ヴィンチ」展覧会が開催中(5月17日迄)である。
皆様ご存知のとおり、レオナルド・ダ・ヴィンチ(1452年4月15日~1519年5月2日)はルネサンス時代の天才芸術家かつ科学者である。彼が約40年の間に書き綴ったノートは「レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿」と呼ばれるが、今回はその中の「アトランティコ手稿( TheCodex Atlanticus )」原本ページを中心に、直筆ノート、模型、イメージ展示物、パネル展示が行われている。
正多面体の各面に、側面が正三角形の正多角錐を貼り合わせた立体は「ダ・ヴィンチの星」と称され、レオナルド・ダ・ヴィンチの考案によるものとされている。また12面体、20面体はレオナルド・ダ・ヴィンチが最初に描いたと言われるが、おそらくは「アトランティコ手稿」の散逸したページに書かれていたのだろう。しかし残存の直筆ノートから、研究の熱意は伝わってくる。
一賭人としての興味は、12面体を書いたダ・ヴィンチが例の「13面体」を考えたかどうかという点である。
(ご参考)3月22日エントリー
【賭博】13面体製作への道
ダ・ヴィンチの活躍したルネサンス期は古代ギリシア、ローマ文明の復興をテーマにしていただけあって、所謂「対称性(シンメトリー: symmetry)」が重視されていた。従ってダ・ヴィンチも幾何研究、絵画、建築にそれを反映させていたのは言うまでもない。
しかし「天才」とは、時代の先をゆく人のことでもある。ダ・ヴィンチならば「対称性」全盛の世にあって、案外「各構成面が非対称かつ近似面積の多面体」を考えていたのではないだろうか。
もっともダ・ヴィンチには、数多の出資してくれる後援者や協力者がいた。それらの人々の手前、ルネサンスの精神に反する「13面体製作」なんぞ、とても表には出せなかったであろう。仮に出したとしたら、地動説を唱えたコペルニクスの二の舞になったであろうことは想像に難くない。
時代の先をゆくと賞賛されるが、時代の殻を突き抜けると奇人変人扱い、下手をすると弾圧される。昔も今も、人の世はそう変わらないものである。
ところで肝心の「13面体サイコロ」だが、どう考えても出来そうにないので発想を変えることにした。そもそもの目的は、カジノで最もポピュラーなゲーム【バカラ】に於ける「A(1)」から「K(13)」までのカードの出現確率を手軽に調べること。
それならば前出エントリーでコメントを寄せて下さった方の言うように、鉛筆を13面に削って転がせばいいだけ。
但しド素人の削り出しではまともな13面鉛筆が作れそうにないので、近いうちに筆記具メーカー各社に打診してみるつもりである。
「13面体サイコロ」、「13面鉛筆」に関して、皆様の更なる御知恵を拝借させて頂ければ幸いです。
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