賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

売って正解、中国ファンド

 
結構長く持っていた某投信のアジア株ファンドを昨年末迄に処分売りした。
 
そのファンドの投資対象は日本株を除くアジアの主要企業群で、実際は中国本土企業の比率が2割を超えていた。あの頃は香港での民主派の占拠たけなわで、「ふざけんな、中共株なんかに投資できるかよ」と頭に来ていた時期だった。
 
担当者はまだまだ上昇余力が高いと言っていたが、「頭と尻尾は呉れてやれ」という事もあるので、欲を出さず思い切って売った。
 
そして中国株の激烈な下落。
 
「売買停止」とか「悪意ある空売りを取り締まる」とかの、中国当局の無茶苦茶な対策を目の当たりにして、少しは幻想から目覚めた投資家も多いのではないかと思うが・・・しかし「馬鹿は死ななきゃ直らない」か。
 
ブルームバーグ7月8日配信記事
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ゴールドマン:中国株はバブルではない-27%上昇の予想維持
  (ブルームバーグ):中国株式相場が大幅な下落を記録しているにもかかわらず、ゴールドマン・サックス・グループの強気な見通しは揺らいでいない。
ゴールドマンの中国担当ストラテジスト、劉勁津氏(香港在勤)は、大型株から成るCSI300指数が今後1年間で27%上昇すると予想。当局の支援策が投資家の信頼感を高めるほか、金融緩和で経済成長に弾みがつくためだと説明している。また、レバレッジをかけたポジション(持ち高)は市場の崩壊を引き起こすほど大きくはなく、バリュエーション(株価評価)には上昇する余地があると指摘した。
海外投資家による売却が記録的なペースに達し、中国の信用取引トレーダーによる売りは過去最大規模となり、中国株の時価総額からは3週間で3兆2000億ドル(約390兆円)が吹き飛んだ。他の外資投資銀行からはバブルを警告する声が高まっているが、こうした状況にもかかわらずゴールドマンは楽観的な見方を維持している。同社の予想は個人投資家の信頼回復に向けた中国当局の前例のない取り組みの成功にかかっている。
劉氏はインタビューで中国株について「まだバブルではない」と指摘。「中国政府には相場を支える多くの手段がある」と述べた。(以下略)
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ゴールドマンサックス自体は馬鹿ではない筈だから、この記事はおそらく投資家誘い込みの罠であろう。
 
しかし古人曰く、「君子危うきに近寄らず」とか。
 
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