賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

今月の唄:原爆~矢沢永吉「FLASH IN JAPAN」

 
広島原爆をモチーフにした、矢沢永吉の傑作バラード、
FLASH IN JAPAN
(ご参考)
 
いきなり原爆ドームが出てくる。そして「広島」のタイトル。
 
そして原爆ドームを背景に登場する老若男女の様々な人々。
 
この曲が収録された1987年版アルバムはアメリカのみでリリースされたが、ここに矢沢の意地を感じる作品である。
 
もっとも全米発売なのに収録曲の半分は日本語で歌っており、その理由が未だに「?」のまま。毛唐相手にそこまでサービス出来んよ…といった気持ちだったのだろうか?
 
ちなみに矢沢の父上は、原爆の後遺症で亡くなった。
 
このFLASH IN JAPANは作曲が矢沢で、作詞はアメリカ人。矢沢永吉は権利関係がうるさいらしいので歌詞すべては出さないが、歌詞の内容は原爆そのものというよりも「反戦」の方に振れている。
 
「 ~ No war is over Til someone gives in 」
 
誰かが降伏するまで、戦争は終わらない・・・すると、戦争を終わらせるため原爆投下が必要だったのか、つまり原爆投下の正当化と読み取れないこともない。やはり米人作詞の限界なのだろう、この部分は評価に値しない出来である。
 
原爆や各地の大空襲というアメリカの戦争犯罪で亡くなった方々への鎮魂は、これらが明らかな戦争犯罪であるという事実をアメリカだけでなく、全世界に周知させる事であると思う。
 
しかし皆、「核廃絶」云々の方向に持って行こうとしているが、それは料簡違いではないのか。
 
誰も反対しない「核廃絶」だけに止まっているから、今回の長崎の式典に過去最多の75か国・地域と欧州連合(EU)代表部の代表らが参列しているというのに、誰も
「民間人を標的にした原爆攻撃は明らかに戦争犯罪だ」
と指摘しないのである。
 
「戦争法案」とか歪曲レッテル貼りで反安保を叫んでいる野党と、その下部組織の自称学生団体の諸君は何故、これを指摘しないのだろうか?
 
所詮はエセか。
 
ちなみにFLASH IN JAPANの動画では、カバーだがこれもお薦め。
 
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