賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

村山談話から20年、反撃の烽火を上げよう

 
平成7年(1995年)、あの情けない「村山談話」と衆院「戦後50年決議」が出たとき、私は仕事で駐在していた香港でその一部始終を見ていた。
 
それらのペコペコと謝る内容に、私のみならず、知り合いの在留邦人たちも皆、地団太踏んでいたものである。あれでどれだけの邦人が不利益を被ったことか、知っている人は知っている筈である。
 
その後20年間、日本が低姿勢で謝罪しまくるのに旨味を覚えた中共と韓国の横暴、そして彼らのお先棒を担ぎ、それ以上に反日を煽り立てた日本のマスコミと左翼系人士の行状については、今更ここで書くまでもない。
 
この状況に鑑み、当ブログでは以前より「首相談話そのものが不要」と主張して来た。その立場に変わりはないものの、14日に閣議決定され公表された戦後70年「安倍首相談話」は、歴代政権談話に比べると遥かに質の高い内容だったので安堵した。否、今回の談話は反日勢力への反撃の烽火を上げるチャンスと捉えることも出来る内容である。
 
その安倍首相談話が出る前、談話内容に対して、中共・韓国の代弁者であるマスコミ各社と民主、共産、社民、生活の各政党が拘っていたのは以下のキーワードだった。
 
●「植民地支配」、「侵略」、「反省」、「謝罪」
 
ところが今回の談話では、これらのキーワードを盛り込みながらしかし、
 
「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません」
 
とキッパリ明言した。さらに国際秩序に挑戦しようとしている某国に対しての牽制として、
 
「我が国は、自由、民主主義、人権といった基本的価値を揺るぎないものとして堅持し、その価値を共有する国々と手を携えて~」
 
としっかり釘を刺している。
 
更に評価すべきは、前半で第二次世界大戦以前の世界の趨勢と、戦争の発生原因について言及している事である。中韓だけでなく欧米の各白人国家にとっては、痛い所を衝かれた内容であろう。この大切なことを歴代の政権が見逃してきたのは遺憾というしかあるまい。
 
そして具体的国名を挙げたくだり、
 
インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国」
 
これは素晴らしい。今後の日本にとって重要な東南アジア各国を真っ先に挙げ、次に「台湾」を中国から切り離した。ここで我が国の外交方針を内外に明確にしたと云うことも出来るだろう。
 
これらの重要ポイントが盛り込まれた談話に対して、今のところ中韓両国は論評を避けているように見える。おそらく腹の中は煮えくり返っているだろうが、例のキーワードである「植民地支配」、「侵略」、「反省」、「謝罪」が入ってしまっているので困惑しているのだろう。
 
笑ったのは14日のNHK「ニュースウオッチ9」、テレ朝「報道ステーション」である。
 
NHKの方はゲストの安倍首相に対して、ニュースキャスターがまるで中韓の代弁者の如く突っ込んでいて、一体何処の国の人間かと耳を疑った。
 
そしてテレ朝の方は、あの古館キャスターが困惑の表情を浮かべていた程の保坂という狂ったコメンテーターに呆れ果ててしまった。
 
あれを見れば、もはや日本人の敵は中韓というよりも、中韓に阿る基地外マスコミと狂った反日日本人であることが国民に明確になった筈だ。
 
冒頭、20年前のことを書いたが、あの時に私は「戦後100年談話」に向けて、第二次世界大戦のみならず戦後の日本の風潮についても総括しようと思い立った。いかに歴史が捏造されたか、そして狂った反日人士が跳梁跋扈してきたかを明らかにしようと考えた。
 
残り時間はあと30年しかない。これは負けるわけにはいかない戦いである。
 
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