先週末より風邪や眼精疲労でＰＣいじっていないため、丸々一週間エントリー更新を御無沙汰しておりました。おそらく皆様も覚えのある事と存じますが、ＰＣやスマホなどで眼を酷使→眼精疲労→頭痛など体調不良という悪循環に陥る前に、適度な休養をとった方がよろしいかと。
閑話休題、先週の話だが“新たな「３本の矢」の政策、すなわち、
「希望を生み出す強い経済」
「夢をつむぐ子育て支援」
「安心につながる社会保障」
で誰もが活躍出来る「１億総活躍社会」を目指す”と安倍首相が表明。更に「１億総活躍担当大臣」を新たに設置する由。
読売新聞9月25日 8時48分配信記事↓
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「１億総活躍」担当相を設置…首相が表明へ
安倍首相は来月行う内閣改造で、政権の新たな看板政策として掲げる「１億総活躍」の担当相を置く方針を固めた。
首相は、５０年後に人口１億人を維持する「１億総活躍社会」を実現するため、２０２０年までの道筋を定めた「日本１億総活躍プラン」を作成する考え。経済、介護、子育てなどテーマが多岐にわたるため、省庁間の調整を担う担当相が必要だと判断した。閣僚枠は増やさず、兼務とする方向だ。（以上引用）
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時事通信10月1日10時12分配信記事↓
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自民四役、稲田氏含め続投＝１億総活躍相は「突破力を」－安倍首相
【キングストン時事】安倍晋三首相は （中略） 「次の体制は『１億総活躍社会』の実現が大きなテーマになる。大胆な政策や抜本的な改革が必要だ」と指摘。現執行部体制の維持について「政策の立案調整が重要になる。来年は参院選もある」と述べ、参院選をにらんで継続性や安定性を重視したことを明らかにした。
改造内閣の目玉として新設する１億総活躍担当相に関しては「それなりの突破力、結果を出す能力が必要だ」と強調。（以下略）
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正直、人口１億人を維持する事と国民全員が活躍する事との間に、どのような関連があるのか判らない。「１億総色情」で合コン義務化→ 「セックス手当」交付 → 出生数増加…を目指すのなら判るが・・・
それに昔から「一億○○○」云々のスローガンは数多あるが、どれも皆ロクなものがない。戦前は「進め一億火の玉だ」、「出せ一億の底力」でイケイケドンドン。それが「一億総玉砕」と来て、負けたら「一億総懺悔」。
昭和16年、17年に大政翼賛会と朝日・東京日日（現毎日）・読売の３紙が公募した「国民決意の標語」の入選作として有名な、「進め一億火の玉だ」、「欲しがりません 勝つまでは」。これを作ったのは軍人ではなく、一般市民であった。その他では、
「一億抜刀 米英打倒」（北海道新聞）
「一億が みんな興亜へ 散る覚悟」（読売新聞）
上記のように、戦中より「一億○○○」のスローガンを作成流布したのは政府・軍部ではなく、マスコミと民間。従ってこんなのは政府の打ち出すものではなく、マスコミや民間に勝手にやらせればよい。
政府・安倍政権が真に国民に訴えるべきは、「１億総活躍社会」という
「億」
の単位ではない筈だ。陳さんの所でも再三出ているように、どうせやるなら、
「兆」
を目指すべきで、「国民資産、一人一兆計画」「兆担当大臣」くらいのスケールが欲しいのである。
景気は「気」の部分が大きい。従って以前のエントリーで「消費税３％への引下げ検討」による「気」の転換を論じたように、「兆」という桁外れのスケールで景気を刺激する、そういった視点を政府・安倍政権に持ってもらいたい。
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