昭和11年(1936年)の二・ニ六事件で暗殺された高橋是清蔵相は、その風貌から「ダルマ蔵相」の愛称で国民に人気のあった人物だった。
事件当日に高橋を襲った青年将校は、近衛歩兵第三連隊の中橋中尉と中島少尉である。数十人の兵を指揮して高橋邸に押し入り、銃弾6発で高橋を射殺した上、右腕を斬り落とし、更に胴体を輪切りするように斬りつけるという残虐さだった。
その際に犯人は、「ダルマに手足は不要なり」と嘯いたと巷間に伝わっている。
叛乱将校たちに対して昭和帝が「朕が股肱の老臣を殺戮す。此の如き凶暴の将校等その精神に於ても何の恕すべきものありや」と激怒されたが、もっともな事である。
ところが80年後の平成の現代、ダルマはダルマでも、毛色の変わったとんでもないダルマさんが幅を利かせているとは・・・
なるほど彼には「手足は不要」なのだろう。卓越した舌技と硬い肉棒、そして“ダルマである”こと自体が武器なのだから。
確かに、「ダルマに手足は不要なり」か。
もう何をかいわんや・・・
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