賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

昭和ダルマと平成ダルマ

 
昭和11年(1936年)の二・ニ六事件で暗殺された高橋是清蔵相は、その風貌から「ダルマ蔵相」の愛称で国民に人気のあった人物だった。
 
事件当日に高橋を襲った青年将校は、近衛歩兵第三連隊の中橋中尉と中島少尉である。数十人の兵を指揮して高橋邸に押し入り、銃弾6発で高橋を射殺した上、右腕を斬り落とし、更に胴体を輪切りするように斬りつけるという残虐さだった。
 
その際に犯人は、「ダルマに手足は不要なり」と嘯いたと巷間に伝わっている。
 
叛乱将校たちに対して昭和帝が「朕が股肱の老臣を殺戮す。此の如き凶暴の将校等その精神に於ても何の恕すべきものありや」と激怒されたが、もっともな事である。
 
ところが80年後の平成の現代、ダルマはダルマでも、毛色の変わったとんでもないダルマさんが幅を利かせているとは・・・
 
なるほど彼には「手足は不要」なのだろう。卓越した舌技と硬い肉棒、そして“ダルマであること自体が武器なのだから。
 
確かに、「ダルマに手足は不要なり」か。
 
そして、こんなのを未練たらしく参院選に擁立しようという自民党はどうかしている。
 
「これ以上、ほこりが出なければ擁立するようだ。知名度が高い人なので、ほとぼりが冷めれば(出馬表明が)ギリギリになっても間に合うだろう」(自民党関係者)
 
もう何をかいわんや・・・
 
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