産経新聞5月21日配信記事↓
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中国、台湾当局との対話を当面停止 「一つの中国」受け入れ迫る
【北京=矢板明夫】中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室の馬暁光報道官は21日、台湾で民主進歩党(民進党)の蔡英文主席が総統に就任したのを受け、「一つの中国」という原則を明確に受け入れない限り、「台湾側との対話・連絡メカニズムは継続できない」と表明した。(中略)
蔡氏は20日の総統就任演説で、「台湾は中国の一部だ」と中国側が解釈している「92年コンセンサス」を受け入れるか否かには触れなかった。報道官の表明は中国側が制裁措置を行う意思表示とみられ、台湾からの輸入を減らし、中国人観光客の台湾渡航を制限するなど、経済制裁にも踏み込むとみられる。(中略)
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台湾は現在、「中華民国」という政体が実効支配している島嶼である。しかしながら台湾の帰属そのものは、サンフランシスコ講和条約で日本が放棄して以来、現在に至るまで国際的には未決定である。そして有史以来、「中華人民共和国」と中国共産党が台湾を支配したことは無い。
中共の言う「一つの中国」を認めてやる前に、「一つの台湾」を認めさせなければならない。
同時に「台湾の命運は台湾人自身が決める」ことを中共に呑ませるべきである。
(2014年10月・香港、民主派占拠地区にて。筆者撮影)
習近平が提唱している「一帯一路(中国が提唱する陸と海のシルクロード構想)」にしても、以前から当ブログで述べているように華人系歴代王朝の感覚と云うよりも「元朝」、すなわち往古のモンゴル世界帝国の再来を目黒んでいるのである。
中共による台湾併合が現実のものとなってしまったら、それにより生じるのが南シナ海、東シナ海の「内海化」である。あのローマ帝国が地中海を「内海化」して世界帝国へと覇権を確立していったように、中共は南シナ海、東シナ海を第一ステップとして、次は太平洋とインド洋という海洋を陸地と同じ感覚で線引きして支配し、世界帝国に向けて覇を唱えんとしている。
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