賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

『君の名は。』攻撃の中華誌「亞洲週刊」は狂っている

 
大ヒット中の映画『君の名は。』に対して、華人系大手週刊誌「亞洲週刊」が因縁をつけるが如き異常な論評を掲載している。
 
同誌“林韻”という署名入り記事によれば、『君の名は。』は日本の天皇権力と軍国主義の精神的根源である神道思想の世界観によって作られており、安倍政権が進める神道政治の宣伝と、戦後の日本の民主主義を否定する映画であると主張している。
 
「亞洲週刊」124日号 第30 48期 、“林韻”署名入り記事↓
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日片《你的名字》暗藏軍國政治
林韻
日本動漫電影《你的名字》風靡全球,但在青春愛情片的唯美表面下,充斥與神道教理念相關的情節。神道勢力近年滲透政界,《你的名字》問世,軍國主義源頭的神道政治被美化。(以下略)
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この記事は『君の名は。』を「神社、神道軍国主義、悪」という偏った論調でぶった切っている。ストーリーに対する解釈も噴飯物である。
 
例えば主人公の宮水三葉の父が宮水神社の神主を辞めて糸守町の町長になったという設定は日本右翼論客が戰後民主主義制度を攻擊していることを暗示し、糸守への隕石衝突は日本の改憲派が強調している「周辺事態の脅威」を暗喩している云々。
 
「亞洲週刊」は香港・台湾を中心に、広くアジア一帯で発売されている週刊誌で、そのスタンスは親中共反日を基本としている。特に日本の政治や文化に関しては、無知と偏見に基づいた記事を平気で垂れ流している。
 
筆者も以前、あまりに酷い記事に対して抗議メールを送った事があったが無視された。
(ご参考)↓
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2007511日エントリー
殺人ヤクザを「右翼」と報道するチャイナメディア~ 『亞洲週刊』の偏向報道
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同誌は台湾の民進党や民主派学生運動に批判的、さらに香港の民主派人士や民主化運動、更に「本土派」「自決派」学生たちに対しても批判的記事ばかり出している。中国共産党と国民党の御用週刊誌だから当然ではあるが、世界中で華人が居る国・地域の空港の書店で手に入る週刊誌なので、それなりの影響力は持っている。
 
弱小の当ブログ以外にこの狂った中華系週刊誌を批判する日本の保守派はあまり見かけないのが残念である。私以上に中国語を解する有名人は多い(筈)だというのに・・・
 
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