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印四口家服毒父子亡
※遺体写真あり、閲覧注意
【本報消息】氹仔蓮花海濱大馬路一酒店昨日下午發生命案。一個印度家庭一家四口，被揭發懷疑在酒店房間服毒自殺，父子當場死亡，消防員接報到場，將不省人事的母子送院搶救。司警接手調查，現場發現有遺書，初步列作懷疑自殺案，死因有待法醫解剖確定。
母子昏迷送院搶救
涉事家庭為印度籍，一家四口均姓LUNAWAT，兩名死者包括五十多歲的父親及二十四歲長子；兩傷者為四十多歲母親和二十歲幼子。一家四口事發前入住氹仔蓮花海濱大馬路大倉酒店某房間。（以下略）
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英文で書かれた遺書があったそうなので、自殺の動機等はこれから解明されることになろうが、それにしてもお気の毒なのはホテルオークラさん。事故物件の部屋が出来てしまったとは。
ちなみにＩＲ（統合型リゾート＆カジノ）「ギャラクシー・マカオ」には、3棟のタワーに世界的なホテルブランドである「ザ・リッツカールトン・マカオ」、「JWマリオットホテル・マカオ」、「バンヤンツリー・マカオ」、「ギャラクシー・ホテル」、そして「ホテルオークラ・マカオ」が入っている。ＩＲ全体の総客室数は約4,000室。
私の記憶では、たしか2010年の建設途中で作業員1名の死亡事故があったが・・・
このところマカオでは自殺・不審死事件が目立っているが、ほとんどが外部からの来訪客である。本件はインド人家族、先月カジノ高利貸しに監禁され自殺したのは中国本土人、８月には韓国人男性がマカオ外港フェリーターミナルのトイレで首吊り自殺、７月には韓国系企業が運営しているカジノのトイレで中国本土の女性が首吊り自殺。
自殺に関しては、2015年度のマカオにおける自殺件数は６２人（但しマカオ市民に限れば５３人）。ＷＨＯ（世界保健機関）が毎年発表している世界各国の人口10万人あたりの自殺率では、全世界の平均「11.4」に対してマカオは「8.5」となっている。カジノ都市でありながら地元住民の自殺率が非常に低い水準であるのは興味深い（ちなみに日本は「18.5」と高い）。
先月のエントリーでご紹介したように、マカオ大学コマーシャルゲーミング研究所（澳門大學博彩研究所）がマカオ政府の委託で実施した「2016年マカオ市民賭博参加調査」の結果では、マカオ永久性居民（マカオ居留資格保持市民）の賭博参加率は５１．5 ％と高いものの、それは宝くじや競馬、サッカーくじ、バスケットボールくじ等を含めた数字である。
※ 澳門大學 博彩研究所
肝心のカジノ入場率を見ると、公認カジノ施設およびスロットマシン専用施設への入場は１６．9％。マカオはカジノ都市でありながら、カジノそのものに出入りしている地元住民の割合は予想外に少ない。従ってギャンブル依存症による自殺の割合も低いと推定できよう。
翻って我が国の状況を考えると、パチンコ・パチスロ施設は日本全国津々浦々に掃いて捨てるほど存在している。こんな国は世界中で我が国だけである。そして、パチンコ・パチスロを『遊技』であって賭博と認めていないから、自殺者や犯罪件数に占めるパチンコ常習者の割合が判らないのが残念である。
パチンコを「賭博」認定してみれば、自殺者に占めるギャンブル依存症の割合はおそらく世界的に見ても相当高いのではないだろうか。
カジノ反対派・慎重派は「カジノが出来るとギャンブル依存症患者が増加する恐れがある」と主張しているが、厚労省調査では日本のギャンブル依存症患者の内訳はパチンコ・パチスロ依存が８割以上を占め、残りは公営ギャンブル、そして海外カジノの依存症は無いに等しい。
まだ存在してもいないカジノの依存症云々を議論する前に、今あるパチンコ・パチスロの依存症をなんとかすべきである。
ＣＭスポンサーとしてのパチンコ・パチスロ業者から金を貰っているマスコミには期待できないから、政府が主導してメスを入れるしかあるまい（しかし、各種事情で無理なのかも知れない）。
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