賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

都議選は民公凋落の序曲

 
小池都知事が意味不明のことを言い出した。
 
NHKニュース314日配信記事↓
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豊洲「安全だが安心は認めず」
東京都議会の予算特別委員会が14日開かれ、小池知事は土壌汚染が明らかになった築地市場について、土壌がコンクリートで覆われているなどとして「安全安心だと宣言できる」と述べる一方、同じくコンクリートで覆われた豊洲市場については、安全性は確保されているものの、消費者の信頼は得られておらず安心だとは言えないとする認識を示しました。(中略)
自民党の崎山知尚議員が、築地市場について土壌汚染が明らかになったことに加え、耐震基準を満たしていない建物があることや、屋外開放型の施設のためネズミやカラスなどの侵入を防ぐことができないこと、それに建物にアスベストが使われていることなど、強度や食品衛生、労働衛生などに多くの課題があると指摘しました。
これに対し、小池知事は施設の老朽化や衛生面の課題は認識しており、適切に対応するとした上で「土壌はコンクリートで覆われていて法令上の安全性は満たしている。課題はあるが、市場は今も使われていることから安全安心だと宣言できる」と述べました。
一方、同じく土壌がコンクリートで覆われた豊洲市場については、法令上の安全性は確保されているとしながらも、消費者の信頼が得られていないとして、安心だとは言えないとする認識を示しました。その上で、専門家による検証などを踏まえて、総合的に判断するとの考えを繰り返し強調しました。(以下略、太字は筆者による)
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ほう、『安心』の基準とは、科学的データに裏打ちされた安全性確保よりも、消費者の信頼を得ているかどうか…で決まるのか…。
 
しかし、その“消費者の信頼”の根拠は、「いま現在、使われているから」という事よりも、科学的データに裏打ちされた安全性が優先するのではないだろうか?
 
以前から指摘しているように小池都知事と「都民ファーストの会」の狙いは、豊洲問題を都議選に向けての躍進のダシにしてやろうとする魂胆だから、都知事がこんな見解を述べたところで今更驚くには当たらないのだが、それにしても「なんだかなぁ~」としか言いようがない。
 
この小池「都民ファーストの会」にすり寄っていたのが民進と公明だったが、小池側は公明=創価学会を選択した。都議会公明党と小池側候補者の「相互推薦」が決まり、民進は袖にされた格好である。
 
どうやら民進党は、自民都連と同様の“討伐対象”と見做されたらしい。もしくは関わるだけ無駄の“疫病神”扱いか。
 
もっとも公明は、国政レベルでは自民との連立を解消する度胸は無い。そして都議選と近い将来の衆院選とで、しかも地域毎で態度の違う「わかりにくい」選挙を遂行せざるを得なくなった事が、党勢凋落につながってゆくのではないだろうか。
 
実は筆者の得ている情報では、国政レベルの一部自民議員の中で「小池新党躍進期待論」が発生している。詳細は述べたくないが、マスコミも含めて皆さん小池都知事の重要なポイントを見逃している、とだけ言っておきたい。
 
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