賭狂がゆく

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今月の唄:北ミサイル乱打~「無法松の一生」

 
北朝鮮が“太鼓の達人”さながらにミサイルを撃ちまくっている。
 
読売新聞 529851分配信記事↓

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北ミサイル発射、日本海EEZに落下
 北朝鮮は29日午前5時40分頃、同国東部の元山ウォンサン付近から弾道ミサイル1発を発射し、日本海排他的経済水域EEZ)内に落下した。
 韓国軍によると、約450キロ・メートル飛行し、弾道ミサイルスカッド」系列と推定。米太平洋軍は、北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射し、6分間飛行したと発表した。北朝鮮による弾道ミサイル発射は今月21日に続くもので、今年に入って9回目。EEZ内への落下は今年3月6日以来となる。(以下略、太字は筆者による)
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金正恩が何を考えているのか、最早理解不能。かつての祖父や父のように中国の顔色を窺うどころか敵視すらしているので、もう全方位を敵に回した“破れかぶれ”の開き直りに近い感すらある。
 
しかし南朝鮮に従北政権が成立したことと、米国内におけるトランプ政権へのバッシング、欧州でのIS絡みのテロ、日本国内での北朝鮮脅威そっちのけの森友、加計騒動などとの連動という点から考えれば、絶妙に計算されたタイミングの可能性が無くもない。
 
UN(“国際連合”とも云う)安保理の非難決議と制裁措置が実効をあげるには相当の時間が必要であり、北の核開発が更に進歩している現段階では制裁措置自体が全く手緩いものとなる可能性が高い。
 
結局、アメリカの対応次第となるが、自由世界はテロを繰り返すISらイスラム過激派勢力と南シナ海東シナ海を侵略せんとする中国、そして核ミサイルを乱れ撃ちしかねない北朝鮮を同時に相手とする多正面作戦を遂行せざるを得ない公算が高い。
 
もっとも今度はさしもの中国やロシアも、北朝鮮と距離を置き始めている。とにかく自由世界陣営は一致団結して北の野望を挫かねばならないのであるが、それまでに北朝鮮が何発ミサイルを乱れ撃ちするか、見ものではある。
 
その荒れ狂う姿はまるで、毎年7月に 北九州市 で開催される祭り、「小倉祇園太鼓」での太鼓の乱れ打ちにソックリだ。
 
正恩の父、金正日は日本映画ファンであり、また演歌、軍歌のファンであったという。ミサイルを撃ちまくる金正恩の心的風景には父譲りの、無法松の一生に出てくる「小倉祇園太鼓」の乱れ打ちシーンが存在するのではなかろうか。
 
● 今年は演歌界の大御所、村田英雄 が亡くなって来月で15年経つ。村田の故郷である 佐賀県相知町 (現・ 唐津市 )には、「村田英雄記念館」が建立されており、遺品の展示や楽曲の試聴を楽しむことが出来る。
 
イメージ 1
(村田英雄記念館HPより)
 
彼の代表的名曲である無法松の一生は、何度も映画化された岩下俊作著の『無法松の一生』(原題・富島松五郎伝)に題材をとったもの。福岡県小倉( 北九州市 )の「小倉祇園太鼓」をバックに主人公の真情を歌い上げた名曲である。
 
作詩:吉野夫二郎 作曲:古賀政男、昭和33
 
 小倉生まれで玄海育ち 口も荒いが気も荒い
 無法一代、涙を捨てて 度胸千両で生きる身の
 男一代 無法松
 
亡くなった友人の妻に淡い恋心を抱くものの、それを押し隠す「無法松の一生」の主人公・松五郎の真情が、小倉祇園太鼓のバチさばき「暴れ打ち」によって見事に表現されている。
 
♪ 泣くな嘆くな男じゃないか どうせ実らぬ恋じゃもの
 愚痴や未練は玄海灘に 捨てて太鼓の乱れ打ち 
北朝鮮も案外、自身の野望がすんなり実現するとは思っていないからこそ、「ミサイル乱れ撃ち」という暴挙を平然と行えるのかも知れない。
 
いずれにしろ日本に害を及ぼす狂気の連中は叩き潰さねばならないのだが。
 
(追記)
元々、北朝鮮ミサイルのニュースと9年前の旧ブログ【今月の唄】で村田英雄を取り上げたエントリーとは別々でしたが、試しに合体させて書き直したら、こんなエントリーが出来てしまいました。
 

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