賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

新聞を定期購読する意味は?

 
衆院選挙期間中に取り上げることの出来なかった話題がいくつかあるが、そのひとつに「新聞週間」がある。日本新聞協会の肝煎りで毎年、1015日から1022日に各種のイベントが開催されている。
 
それにも関わらず新聞各社の発行部数の減少に歯止めがかからないのは、SNS環境の充実拡大による「紙」の媒体離れと、朝日新聞毎日新聞に顕著な「フェイクニュース」発信による自業自得的な信頼離れといった点が大きいのだろう。
 
首都圏に住んでいる筆者の場合でいうと、日経、朝日、読売、産経などの新聞の定期購読を止めてから、もう8年近くになる。ほとんどのニュースはネットで閲覧できるし、日経なら会社で読める。他紙でどうしても読みたい記事がある場合は、駅の売店やコンビニで買っている。
 
敢えて不便なところを挙げれば、近所のスーパーの特売広告が入らない程度のもの。それでこの8年、何の不自由もないのだから、「新聞」なる紙の集合体を個人が定期購読するという行為は私にとって無意味でしかない。
 
◎しかし首都圏や関西圏以外の地域では、地場の大手新聞が圧倒的シェアを誇っていることが多く、定期購読者の減少に悩む大手新聞各社とは一線を画している。例えば、知っている地域で云うと札幌、名古屋、福岡。
 

・札幌  =「北海道新聞

・名古屋 =「中日新聞

・福岡  =「西日本新聞

 
私の知る限り、上記の新聞拡張員が読売や朝日以上の景品を持って来たためしは、無い。シェアに胡坐をかいた殿様商売が見え見えだが、地元の人はそれが当然と思っているから仕方ないのだろう。もっとも、一番読まれている箇所が「おくやみ欄」というのが何とも。
 
特に名古屋はすごかった。トヨタ車を保有し、中日新聞を購読し、かつての東海銀行(懐かしい!)に口座を持っているのが名古屋人として当然な事と、取引先から言われた程である。
 
中日新聞の拡販員も来たが、
ゴヤでは皆さん中日を取られてますよ
と、当然のように薦めてくる。その後に来た読売新聞の人は謙虚なのか、
「名古屋は中日さんが強いので仕方ないです。ウチはプラスアルファで努力しますから、半年でいいのでお願いできませんか
 
従って3年いた名古屋では、景品を山のように持って来た読売と半年ごとに契約更新していた。お蔭でティッシュペーパーとトイレットペーパーなどは、スーパーで買い足した記憶が全く無い程である。
 
これが災いしたか、地元の取引先の役員から「やっとかめ!」と挨拶されるようになるまで1年半もかかってしまった(「やっとかめ」とは、名古屋弁で「久しぶり!」の意味。普通、名古屋人同士で使うことば。非名古屋人に対して使うという事が何を意味するのかは、転勤で名古屋に行った人なら分かるはず)。
 
北海道は昔、「北海タイムズ」という新聞もあったが、残念ながら潰れてしまった。それ以来「北海道新聞」の独壇場となっている。正直、これがあるので朝日、毎日は存在意味が無いほどの左派新聞。お好きならどうぞとしか言いようがない。
 
そして福岡。最近では読売新聞や産経新聞の攻勢が激しいせいか、地元大手の「西日本新聞」はそれなりの景品を持ってくるだけ上記2紙よりはマシかも知れない。
 
それにしても、沢山オマケを付けないと契約してもらえない新聞とは…いったい何なのだろうか。
 
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