賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

香港Book Fairを参観

 

18日より「第29回香港Book Fair(香港書展)」が開催されている(24日まで)。場所は香港島・湾仔のHong Kong Convention and ExhibitionCentre(香港會議展覽中心)。

 
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(会場入り口にて。以下すべて筆者撮影)
 
東京でも毎年ブックフェアが開催されているが、開催面積および出展者数では香港の方が上回っている。また開催時間が午前10時から最長で夜12時までと、学生や勤め人でも平日に立ち寄れるのが魅力である。

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(会場内は凄い人出)
 
昨日のエントリーで記した村上春樹氏の作品は樂文書局ブースや田園書店ブースで出展(販売)されていたようだが、当局の淫猥書指定のため撤去されていた(筆者が行ったところ、もう撤去済みだった)。
 
興味深かったのは地元や台湾の出版社による日本の書籍の中国語(繁字体)訳が予想以上に多かったことである。コミックやラノベの翻訳本が多いのは当然として、それ以外にも小説からノンフィクション、随筆など多数。
 
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(誰の本かと思ったら、北野武だった)
 
また驚いたのは日本神道のイラスト入り解説本があったこと。たしかに台湾はもちろん香港でも、日本への興味を持つ方が非常に多いので、このような本が売れるのも頷ける。
 
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そしてまたまたビックリ、「○○之霊言」というタイトルの本が数多くの種類展示即売されているではないか。何かと思ったらあの「幸福の科学」の翻訳書である。
 
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あそこは中共なんぞ評価しないどころか潰すべきだと主張しているので、香港でこれらが売れるのは良い事である。
 
香港の既存民主派政党は今まで何とか中共と折り合いをつけて上手く立ち回ろうとしていた。しかしインターネットの普及と軌を一にして、そんな姿勢が特に若年層に見限られた結果、「本土派(香港中心主義)」の増加につながり、4年前の雨傘革命、そして急進的な「港獨派」の出現に至っている。
 
香港は台湾のように海を隔てて中共に対峙している訳ではなく、陸続きと云う非常に不利な立場にある。ライフラインや食料は大陸頼みであるから、最低でも後背地の広東省を非中共化しなければ政治的に自立が難しい。
 
それを考えれば、やはり中共は近々に滅ぼしてしまわねばなるまい。
 
ところでこの香港書展、実は筆者は初めて参観した。以前(20年以上前)香港に居た時は規模もそれほどではなかったので行かなかったのだが、年々規模が大きくなっているので土日を潰して出向いた次第。
 
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(今回入手した書籍)
 
そして会場では、筆者にとって約4年ぶりの意外な出会いがあった。これは明日のエントリーで。
 

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