台風シーズンの香港には、「李氏力場（李氏フィールド）」という都市伝説がある。
（「李氏力場」イメージ、ネットからの拾い物）
「李氏」とは、香港の実業家で大富豪としても知られている李嘉誠氏（８９）のこと。先々月の１０日、自身が創業した複合企業大手・長江和記実業（ＣＫハチソンホールディングス）と不動産大手・長江実業集団の会長を退任した件は当ブログでも取り上げた（５月１２日エントリー）ので、ご存知の方も多いと思う。
香港では猛烈な台風が直撃し「シグナル8」が発令されると、すべての交通機関が止まり、水上生活者の船舶が湾内奥深くに避難し、会社も学校も商店も休みになり、株式市場も活動停止となる。
経済が命の香港でそんなことが頻繁では困るので、平日に台風が来そうだと香港最大の財閥オーナーである李嘉誠氏が
「李氏力場（李氏フィールド）」
という“結界”を張って台風を阻止している・・・という都市伝説である。
もっともこれには裏の意味があって、みんなの関心は
「今度こそ李氏力場を突き破って台風が直撃しないだろうか？」
という処にある。
大型台風が来れば、会社も学校も休みとなる。つまり本音はみんな平日に休みたいのだ。
これが日本ではどうだろうか。みんな律儀に「明日、出社できるかなぁ…」と心配顔。もうすぐ台風１２号がやって来るが、ディスプレイに映る台風進路を見て、「こっち来るんじゃねぇ…」と呟く人も多い筈だ。
それにしても、である。普通台風は西から東に抜けるというのに、今回のは東からわざわざ、先日大水害のあった西日本のど真ん中を通過するとは・・・
「台風に こっち来んなと 画面消し」
… … … … … … … … … … … … … … … … ……
ブログランキングに登録しています。エントリーを書く励みにもなりますので、応援いただければ、下記アドレスをクイックお願い致します。
↓
… … … … … … … … … … … … … … … … ……
