（筆者撮影）
「アジア地方議員フォーラム」はアジア各国の地方議員たちによる、“地方議員版のASEAN会議”。前日の20日には各国の地方議員との交流晩餐会が開かれたが、これについて時事通信がタイトルからおかしな報道をしている。
時事通信8月20日配信記事↓
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安倍首相、日本会議の会合出席＝静養中に一時帰京
安倍晋三首相は２０日夜、東京都内のホテルで、保守系団体「日本会議」などが開いた「アジア地方議員フォーラム日本大会」に出席した。首相は１５日から山梨県鳴沢村の別荘で静養中だったが、一時的に帰京した。（以下略）
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マスコミ各社は全然報じていないが、この『アジア地方議員フォーラム』は元々、台湾とフィリピンの地方議員が中心となって毎年開催されているものである。第1回大会は一昨年１２月マニラで、第２回大会は昨年８月台北で開催された。
今年は日本の番で、主催の実行委員会の中核は＜共催＞となっている公益社団法人東京青年会議所 (JCI Tokyo)である。
実行委員長には松田・神奈川県議会議員（日本会議会員）が就いている。何故かと言うと松田氏は各国地方議員との交流が深く、マニラの第1回大会、台北の第２回大会に参加し、日本の現役地方議員の中で一番フォーラムの経緯を知っているからである。
時事通信の記事タイトル「安倍首相、日本会議の会合出席」と記事内容からすると、会長の松田氏が日本会議会員だから本大会が日本会議主催の如き印象を受けるが、そうすると松田氏が顔を出す会合はみんな「日本会議の会合」となるのか？
更に言えば、筆者が『アジア地方議員フォーラム』に関わった初めは昨年の第２回大会である。昨年8/29のエントリー、
＜ 台北ドームはいつ出来る？ ＞
(https://blogs.yahoo.co.jp/hkg_fan/15827118.html)
ここで書いた「台北市議会内での某会合」とは、実は『第2回アジア地方議員フォーラム台湾大会』のことだった。
筆者は１８年前から加盟している「日華(台)親善友好慰霊訪問団」の活動を通して台湾の各級地方議員に人脈があり、それを買われて台湾訪問に誘われたのである。
今回スタッフの一員として名を連ねたのも、昨年の実績に加えて当ブログにお越し頂いている方ならご存知の通り香港の議員たちとも交流があり、更に以前よりＪＣＩと些か関わっているからである。
そして呆れたことに時事通信のみならず他のマスコミ各社は、２０日の宴会だけしか報じず、２１日の本会議については全然報道していないのである。
否、正確には「マスコミは誰も来なかった」と言うべきだろう。何故こう断言できるかと云うと、私は開場から閉会までの８時間のほとんどを会場受付や来訪者の誘導に費やしていたからである。
大会本会議の議題は
●各国地方議員の「地域活性化」に対する取り組み
●各国が抱える「環境問題」について
●各国の「災害・防災対策」と事例報告、意見交換
受付の合間に議事を聞いていたが、フィリピン、台湾、香港、ベトナムの各国議員による事例・対策発表と質疑応答は非常に有意義なものだった。時事通信の記事のように「日本会議の会合」であるならば、この内容では１０分ももたない程の充実した内容だ。
従って（ヒラ会員の私が言うのも何だが）、日本会議に上記内容の国際的会合を主催する能力は、無い。(w)
思うに時事通信は「アジア地方議員フォーラム」の中身についてはどうでもよく、「アベ」の追っかけで行き着いた会合の実行委員長がたまたま日本会議の会員でもあったから、「安倍首相、日本会議の会合出席」というおかしなタイトルで記事にしたのだろう。
要するに時事も、日頃「アベガー」とか「アベゲリゾー」とか「アベが日本を滅ぼす」とか喚いている低能パヨク共と同程度の脳味噌しか持っていないという事である。
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