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ファーウェイ事件と石破訪中

 
米国のファーウェイ排除、カナダ当局によるファーウェイCFO拘束と米中関係が実質的に臨戦態勢に入った最中、先週6日の発表では自民党石破茂・元幹事長が今月2829両日の日程で中共訪問の由。
 
日本経済新聞126日配信記事↓

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自民・石破氏、年末に訪中 王家瑞氏と会談へ

自民党石破茂元幹事長は今月2829両日の日程で中国・北京を訪問する。宋慶齢基金会の王家瑞主席から招待された。王氏のほか要人との会談を調整している。(以下略)

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記事中、「宋慶齢基金会の王家瑞主席」と書かれているが、王家瑞氏の現職は
12中国人民政治協商会議全国委員会(政協)副主席であり、前職は中国共産党の外交部門である中央対外連絡部の副部長。特に北朝鮮との交流に深く関わっている。
 
そして中国共産党と自民、公明両党の定期対話機関「日中与党協議会」の立ち上げから関与しており、先ずは自民党議員が会うには適任と言える。
 
しかしながら「日中与党協議会」は先々月10日に北海道洞爺湖町で開催されたばかり。再び何を話すというのか? 更にファーウェイ事件の真っ最中での中共訪問・要人との会談予定とは、いかにも間の悪い話である。
 
しかも10日には政府がファーウェイ(華為技術)とZTE(中興通訊)の製品を排除する方針を決めた旨を発表。石破派メンバーは「石破氏の海外人脈づくりの第一歩にしたい」と言っているようだが、火中の栗を拾いに行くようなものなのに、何を呑気なことを言っているのか。
 
もっとも、こんな間の悪さ・空気の読めなさが石破氏の真骨頂と言えなくもない。おそらく訪中時における石破氏の言動が、今後の氏の政治生命を左右するであろう。
 
日本人として当然言うべきことを言うか、それとも鳩山並みに“中国様”の意を汲んだ発言に終始するのか、見ものである。
 

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