その背景にあったのは、前年(1992年)1月18日から2月21日にかけて、鄧小平が武昌、深圳、珠海、上海などを視察し、改革開放路線の継続と、資本主義を手段として利用すると内外に声明した、所謂「南巡講話」である。
これは例の「白い猫でも黒い猫でも、ネズミを捕るのがいい猫だ」という発想である。
続けて
と述べている。
元々中国人が持っている拝金思想と相俟って、官民共に金儲けに邁進する中共を「信頼に足る」相手と見ること自体が間違いの元であるのは、一連の中国産品騒動やスパイ事件、ハニートラップや米国政界を揺るがす巨額不正献金事件等々で実証済み。
そして今般のファーウェイ事件。
結局四半世紀の間、鄧小平の甘言に乗せられ対中投資した行為と“巨大市場”幻想が中共の誇大妄想的な経済膨張に拍車をかけ、その挙句の世界的な対中依存度の異常な高まりと中国品トラップ騒動と言う悪循環に嵌ってしまった訳である。
(参考資料)
(※2)《人民日報》1992年2月23日「对外开放和利用资本主义」
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