1866年に広東省香山県(現在の中山県)に生まれた孫文は15歳でハワイに住む兄・孫眉のもとに身を寄せ、帰国後は英領香港の香港西医書院(現・香港大学)で医学を学んだ。その後医師としてポルトガル領マカオで活動したのが1892~94年の間で、現在も24時間救急診療を行なっている「鏡湖医院」に勤務していた。
(孫文が住んだ家は現在、「国父紀念館」となっている。筆者撮影)
このようにマカオは古くから西洋医学が根付いていた地であったが、意外にも現地大学機関に西洋医学の医学部が存在していなかった。ところが先日、マカオ科技大学(私立)が初の医学科開設認可を獲得して反響を呼んでいる。
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科大獲准辦全科醫學士課程
(http://www.macaodaily.com/html/2019-01/15/content_1324621.htm)
【本報消息】科技大學獲准開設本澳史上首個內外全科醫學學士學位課程,課程六年制包括一年的內外全科臨床實習。(以下略)
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マカオ科技大学は「科大醫院」という付属病院を持ち、また中醫藥學院(中国医学・薬学)、藥學院、健康科學學院を擁しているが、これで自前の医師養成コースを持てることになる。歴史の古い公立のマカオ大学(澳門大學)ですら中華醫藥研究院(中国医学・薬学)と健康科學學院だけなのだから、実に画期的である。
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