賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

「令和」は生存を賭けた激戦の時代に

 
一昨日(5/3)、東京・永田町の砂防会館別館で開催された「第21回公開憲法フォーラム」を傍聴した。
 
テーマは『風雲急を告げる東アジア情勢 ~憲法審査会の存在意義を問う!』。
 
中曽根康弘・元首相やジャーナリストの櫻井よしこ氏ら、錚々たる顔ぶれが登壇したのだが、中でもウクライナからの留学生であるナザレンコ・アンドリーさんのスピーチが素晴らしかった。
 
アンドリー氏はロシアの侵攻を実体験し、抑止力の無い「平和」が簡単に踏みにじられることを訴えていた。
 

… … … …… … … … … … … … … … … … … …

「第21回公開憲法フォーラム。ナザレンコ・アンドリーのスピーチ(令和元年53日)」

… … … …… … … … … … … … … … … … … …

 
ウクライナは一方的な軍縮を実行し、話し合いで平和が実現できるという考えが主流になった挙句にロシアによるクリミア侵攻で領土を盗られ、現在も紛争継続中である。
 
TVのインタビューや有識者のコメントに、「平成は戦争がなかった」という類のものが多かったが、実際には危機的な状況は数多存在していた。また日本一国だけなら確かに他国との直接的な戦闘は無かったものの、世界的規模で見れば20世紀末から現在に至るまで、どれほどの紛争・戦闘が発生したことか。
 
まさに「冷戦」から「熱戦」の時代へと変化している。そして現在の状況は、かつての第一次世界大戦前夜に酷似しているのである。
 
このままでは「令和」という時代は、日本一国平和主義の祈りむなしく「激戦」の時代となるだろう。我が国は生存のために、戦わざるを得なくなる。
 
そして「日本国憲法」も紛争初動に無辜の国民の大流血という犠牲を払った後で、
“変えざるを得なくなる”だろう。
 
そこまで行かなければ、この国の民の意識は変わらない。残念なことだが…
 

… … … …… … … … … … … … … … … … … …

ブログランキングに登録しています。エントリーを書く励みにもなりますので、応援いただければ、下記アドレスをクイックお願い致します。

… … … …… … … … … … … … … … … … … …