賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

香港ブックフェアと政治的自由

 

17日より「第30回香港Book Fair(香港書展)」が開催されている(23日まで)。場所は香港島・湾仔のHong Kong Convention and ExhibitionCentre(香港會議展覽中心)。

 
昨年も記したように開催時間が午前10時から最長で夜12時まで(!)と、学生や勤め人でも平日に立ち寄れるのが魅力である。東京でも毎年ブックフェアが開催されているが、開催面積および出展者数では香港の方が上回っている。
 
 
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(会場入り口にて。以下すべて筆者撮影)
 
3年前の「銅鑼灣書店事件」を筆頭に香港では政治関係の出版・販売に対する露骨な圧力が度々発生している。昨年は2014年の「雨傘運動」時に香港市民を応援した村上春樹氏の作品が、当局(香港政府と中共)の有害「淫猥書」指定という言いがかりで撤去される憂き目にあっている。
 
そんな中で興味深かったのは、台湾や香港の独立を想起させる「台港獨立出版力」のブースが出ていたことである。もしこれも制限されるようになれば、香港の自由は完全に死んだと言えるのだろう。
 
 
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また昨年7/23のエントリー、
<香港本土派「熱血公民」との再会>

で記した香港民主本土派政党「熱血公民」が今年も出版分野で出展しており、創始者である黄洋達さんと陳秀慧さんに再会できたのが嬉しかった。
 
 
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(ブース前は凄い人出!)
 
そして同党所属の立法會議員で現在の主席の鄭松泰議員も来場しており、著書にサインを頂いた。
 
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「熱血公民」は昨今の「反送中」デモの主催者のひとりでもあるので、仮にここが出展を制限されるようになったら、香港の政治的自由は完全に終焉を迎えることになる。
 
 
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(今回購入した同党出版の最新書籍の数々)
 
日本のパヨク連中の一部は単純に“反体制”という点から香港民主派のデモを応援賛美しているようだが、実は5年前から民主派政党各派に「日本会議」の筆者らが関係していると知ったら、さぞかし大発狂するに違いない。
 

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