賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

香港、澳門…外地デモ参加への考え方

 

筆者は過去3回、外地のデモに直接参加したことがある。

 

 

 

香港の抗議デモは欧米人が多かったが千人に満たない規模で、また1964年東京オリンピックの時以来の香港での聖火リレー開催とあって、当時の香港市民の間では物見高さが優先されていた。従って交通規制の香港警察隊に簡単に分断されてしまい、筆者も大した事は出来なかった。

 

マカオでは2007年メーデーが治安警察機動隊と衝突したこともあり、澳門ウオッチャーとして翌年、2010年のデモを取材している内にデモ隊の一部分と化していた。

 

2008年は比較的穏便なデモだったが2010年は再びマカオ治安警察機動隊と衝突、激烈な流血デモになった。負傷者数はデモ隊、警察双方合わせて43名。

 

デモ隊側の負傷者は機動隊の放水直撃や催涙スプレーによるもの。警察側はデモ隊の投石や竹棒・旗竿で叩かれた者が多かった。

 

このときの催涙弾ならぬ胡椒入り催涙スプレーの噴霧で、筆者もえらい目に遭った。誰もマスクなど用意していなかったので逃げ惑う者多数。

 

筆者の近くにいた白人記者が放水の直撃で転倒、血だらけになってうずくまり、その横を憤激したマカオのおっさん連中が竹竿で機動隊に突撃してゆくという、まさに市街戦状態になっていた。

 

この時の経験から、外地でのデモ参加に対しては慎重にならざるを得なくなった。いくら義侠による行動とはいえ、逮捕拘束された場合は「日本」に迷惑がかかるからである。

 

そして2014年の雨傘運動と今回の香港起義。当ブログにいらっしゃっている皆様ならご存知のとおり、筆者は一貫して反建制派を応援している。しかし前回も今回も、その渦中に自ら参加はしないし、してはいけないと考えている。

 

何故なら、外国人が直接介入していると中国が宣伝材料に利用する可能性大であり、逆に香港の人々に迷惑をかけるからである。

 

従って、香港情勢に関する一連の報道で学生たちを応援したい方や義憤を感じている方も多いだろうが、現地に乗り込んでチャイナチ中国の手先=香港警察とやり合うのはお薦め出来ない。

 

しかし応援の仕方はいろいろある。

 

例えば都内や大阪で在日香港人たちが香港応援のアピールをしていると、それを多数の中国人が妨害するわ中国国歌を大音量で斉唱するわとやりたい放題の事件が続いている。そのチャンコロ共を日本人みんなでつまみ出すというのも、立派な香港人への支援になる。

 

そして来春予定のチャイナチ習近平総統を国賓として招待するという政府の愚行を止めさせること。

 

更には、富士山麓富士五湖、箱根、北海道などで土地を買い漁っている中国資本を歓迎しているバカ日本人(含、与党政治家)に鉄槌を下すというのも、間接的支援になる。

 

とにかく道はあるのだから、先ずは出来ることから始めよう。

 

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