賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

米投資家の金鉱株取得と住友鉱

 

金(ゴールド)が相変わらず最高値を更新し続けている。1gあたりの税込小売価格は先月末7,000円台に突入し、昨日は7,293 円。

 

そして著名投資家ウォーレン・バフェット氏の持株会社バークシャー・ハサウェイが代表的金鉱株であるカナダの金採掘会社バリック・ゴールド社の株式を大量取得していた。そのため米国市場では他の金鉱株も軒並み上昇。

 

従来バフェット氏は金投資について、生産性がないことを理由に積極姿勢ではなかったので、今回の方針転換はちょっとしたサプライズである。

 

他方この流れに乗り切れていないのが、我が国の代表的金鉱株

住友金属鉱山

昨8/20終値は 3,283円(前日比 -38円)と振るわない。

 

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ここは未定としていた21年3月期業績を大幅減益とし、配当も、

前期実績(2020年3月期) 中間39円00銭、期末39円00銭の計78円00銭

 ↓

今回予想(2021年3月期)中間10円00銭、期末31円00銭の計41円00銭

と大幅減額。

 

この会社は「利益が減ったので配当減らします、利益が出たので配当増やします」・・・という安易な株主還元政策をとっている。単純に利益の35%還元方針で配当を出しているので、おそらく「安定株主作り」という発想が無いのだろう。

 

こんな調子だから歴史的な金(ゴールド)の高騰および銅価格の上昇という追い風にも関わらず、株価がパッとしないのである。先々週に米系大手証券が同社のレーティングを強気(1(買い))に据え置き&目標株価を3,850円から4,150円に引き上げ・・・という材料も、「豚に真珠」といった処。

 

当ブログでは今まで度々同社を取り上げてきたが、これではポジションを調整せざるを得ない。長年の株主(潜在的応援団)を失望させて恥じない会社の姿勢が変わるまで、暫くは<中立>と致したく。

 

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