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エチオピア内戦、N平和賞の無力

 

(※昨日(8/12)のサイコロの出目は「6、5、2」= 計「13」の ⇒[大])

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内戦が続くエチオピアでは昨年11月以来、同国ティグレ州政府与党の「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」が政府軍と戦闘状態にあり、現状では政府軍側が押され気味である。

 

それに業を煮やしたか、2019年に隣国エリトリアとの和平成立でノーベル平和賞を受賞したアビー・アハメド首相が国民に対して「国家総動員令」に近い異例のアピールを。

 

AFP8月11日配信記事↓

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エチオピア首相、適格者全員に従軍呼び掛け 戦闘激化で

(https://www.afpbb.com/articles/-/3361278 )

エチオピアの多数の地域で戦闘が激化する中、2019年にノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相は10日、軍務適格者は全員軍に加わるよう呼び掛けた。

首相府は、「今こそ軍務に適したエチオピアの成人全員が国防軍、特殊部隊、民兵組織に加入し、愛国心を示す時だ」と述べた。(以下略)

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「平和」が話し合いや単なる戦闘行為の停止だけで解決するのなら苦労はいらない。先日TPLFに「一方的な停戦」を宣言したノーベル平和賞のアビー首相にして、こんな呼びかけをせざるを得ないのである。

 

振り返って我が国ではWWⅡの敗戦が未だに尾を引いていて、相変わらず

「とにかく平和が一番」

「戦争怖いよう~怖いよう~」

「紛争解決は話し合いで」

などという「平和教」の刷り込みばかりである。そして「戦争」の認識がWWⅡ当時のレベルで思考停止してしまっている。

 

もはやノーベル平和賞に大した存在意義が見出せないのと同様、日本の「平和教」も現実逃避にしか過ぎない無意味な存在であると学校教育で明示するべきだろう。

 

ちなみにTPLF側の著名人には、世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長がいる。政府側はこの御仁がTPLF側に加担して武器などをTPLF側に供給するよう近隣国などに働きかけていると非難している。

 

昨年来、新型コロナウイルス発生源の中国を擁護し続け、また中共の「一帯一路」協力者であるテドロス氏が中国の手先であることは最早明らか。彼の口利きでTPLFに中国から軍需物資が流れていると推測しても、あながち間違いとは言い切れないだろう。

 

アフガニスタンタリバンと関係のある中国であるから、「一帯一路」=中国覇権の確立のために各地の反政府勢力を手駒として使うであろう。注意を要す。

 

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