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IR頓挫も、混戦の横浜市長選

 

22日投開票の横浜市長選挙。候補者乱立で混戦状態だったが、流石に今週末の終盤になると票読みがハッキリしてきた。

 

先ずはIR・カジノに関する各候補者の色分けであるが(※敬称略)、

 

◎IR推進側

 林(現職)、福田

 

  • IR反対

 小此木、山中、太田、田中、松沢、坪倉

 

このようにIR・カジノ反対勢力が「共食い」状態に陥っており、その間隙を突いて現職の林が逃げ切りか…という観測もあったが、最終盤20日共同通信・神奈川新聞・TVK調査によると反IR派が優勢となっている。

 

山中 40.6

小此木 21.9

林 12.5

田中 11.9

松沢 8.2

福田 2.7

太田 1.6

坪倉 0.6

 

 

先月、神奈川新聞社とJX通信社による合同の市民意向調査では、

「IR誘致に強く反対」(52.78%)

「どちらかと言えば反対」(17.89%)

計 70.67%が「反対」

という結果が出ており、反IRの流れは変らないと見られる。

 

突如「反IR」の触れ込みで出馬した小此木に主立った自民市議団が応援に回ったので当初は優勢と思われていたが、立憲や共産などの野党共闘応援をバックにした山中が逆転。これはIRだけでなくコロナ絡みの政権批判票がくっついているようだ。

 

元・横浜市立大学医学部教授の山中は「コロナ専門家」を自称して選挙戦に臨んでいるが、実は医師でもなく感染症研究者でもない。まあ、この辺りは「言ったもん勝ち」の世界。パワハラ疑惑も噴出しているものの、敬老パス無償化と子供の医療費&出産費用をゼロにするという市民にとって耳障りの良い選挙公約(※)を出しているので強いと思われる。

 

※この3つが全て本当に実現したら、横浜市財政の圧迫度は極めて高くなる。

 

小此木は流石に「子供の医療費を出来るだけ無償化」で止めている。良識ではあるが、選挙は「言ったもん勝ち」の世界でもあるので、これが仇になるのではなかろうか。またIRを巡って袂を分かった観のある小此木・藤木・菅の3者であるが、ほとぼりが冷めた頃に再びIR推進で結集するのでは?という疑念が市民の間にあるようだ。

 

どの候補者もコロナ対策は真っ先に掲げているので大差ない。焦点はIR対策と政権批判票の行方がどうなるかに絞られるだろう。

 

あとは横浜市民の判断ということになるが、筆者も含めた横浜以外の神奈川県民の中には“横浜市民”という輩の意識に対して、鼻持ちならない感を抱いている人が結構いる。“横浜市民”の意識を端的に表している画像を見つけたので、下に貼っておく。

 

f:id:tafu1008:20210822035246j:plain

 

横浜市民”から見れば隣の川崎なんぞは下級市民扱い。おそらく「人外魔境」ぐらいにしか思っていない筈だ。こんな人たちの選挙だから「何か」を期待すること自体が間違いかも知れないが、次の衆院選の行方を占う意味もあるから注目せざるを得ないのである。

 

「見せてもらおうか、横浜市民の“良識”とやらを」

 

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