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威嚇:中露連合艦隊が日本一周

 

まったく舐められたものである。

 

先週に津軽海峡を通過して太平洋に入り南下した中国とロシアの連合艦隊10隻が、昨日鹿児島県の大隅海峡を通過し東シナ海に入った。衆院選という国政選挙の期間に日本列島を一周するという、我が国に対する露骨な威嚇行為である。

 

産経新聞10月23日配信記事↓

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中露10隻、大隅海峡も通過 日本列島を一周

(https://www.sankei.com/article/20211023-QXYAAIHCOJLAHMLQWJIOHCQED4/ )

防衛省統合幕僚監部は23日、津軽海峡を抜け太平洋を南下した中国とロシアの海軍艦艇計10隻が、鹿児島県の大隅半島種子島の間の大隅海峡を通過し、東シナ海に入ったと発表した。防衛省が、中露の艦艇が同時に大隅海峡を通過するのを確認したのは初めて。日本列島をほぼ一周した形で、同省は極めて特異な行動とみて警戒を強めている。(以下略)

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我が国は日米同盟の強固な基盤の上に、欧州、インド、豪州、ASEANなど、基本的価値を共有する国々と共に、「自由で開かれたインド太平洋」の実現を目指している。これはかつて安倍首相が唱え、菅~岸田と歴代首相が踏襲し進めてきた方針である。

 

今般の中露連合艦隊による軍事的威嚇は、この「自由で開かれたインド太平洋」に対する中露側の回答と見て間違いないだろう。

 

普通の国ならば国政選挙の期間中に他国から威嚇的な軍事活動をされたら、国内はそれに反発して国防で団結するものだが、現下の我が国は政官民に不感症が蔓延して脅威を脅威と認識しない、出来ない者が異常に増えている。

 

与野党共に選挙期間中、この中露の軍事活動に対して何らの言及も行わないようであれば、我が国はお先真っ暗である。もっとも中露はそれを見透かした上で連合艦隊による日本列島一周という軍事的威嚇を敢えて行ったのだろう。

 

せっかくの選挙期間中なのだから皆様方の選挙区の衆院選立候補者に、この中露の軍事行動に対する見解を尋ねてみては如何だろうか? 有権者の国防上の質問に対して「中国・ロシアの軍事行動は何の問題も無い」とか、質問そのものを無視する立候補者がいたとすれば、そのような輩は日本の国会議員として不適格であると断言できる。

 

是非、お試しあれ。

 

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