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住友鉱が業績予想を大幅上方修正だが…

 

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住友金属鉱山の「菱刈鉱山」金1g、筆者蔵)

 

昨8日、当ブログでも度々触れている住友金属鉱山東証、5713)が2022年3月期 第2四半期決算を発表した。14期ぶりに過去最高益を更新する見通し

 

同社HPより

 ↓

2022年3月期第2四半期連結累計期間の実績値と業績予想との差異及び通期連結業績予想の修正並びに剰余金の配当及び配当予想の修正に関するお知らせ

(https://www.smm.co.jp/news/release/uploaded_files/20211108_2_JP.pdf )

 

2022年3月期業績予想について下記の通り大幅な上方修正である。

 

売上高:1兆470億円 ⇒ 1兆1750億円(12.2%増)

税引き前利益:1380億円 ⇒ 2660億円(92.8%増)

当期利益:1140億円 ⇒ 2240億円(96.5%増)

1株当り当期利益:378.49円 ⇒ 778.82円(105.8%増)

年間配当予想:133円 ⇒ 184円(前期は121円)

 

この発表を受けて前日終値4,434円だった同社株価は今日9日の朝方急伸。高値4,619円をつけたものの後場伸び悩み、終値は前日比+51円高の4,485 円で終わった。

 

好決算を発表しても、この程度の株価上昇。同社に限らず海運セクターなど上方修正を出しているところもパッとしない株価に甘んじている所が多いのには困ったものである。

 

もっとも同社の期初の業績見通しと経営計画は毎度の事ながら保守的に過ぎるきらいがあり、為替レートの設定や金属市況予想も保守的な数値ばかり。また以前から書いているように同社は「利益が減ったので配当減らします、利益が出たので配当増やします」・・・という安易な株主還元政策をとっているのも、人気が出ない一因ではないだろうか。

 

同社は銅やニッケルなどの非鉄金属の資源開発・製錬に重点を置いている準非鉄メジャー企業であると共に、国内最大の金産出量を誇る菱刈鉱山を擁している。

 

非鉄市況の上昇に加えて金(ゴールド)の価格が再び動き出し歴史的な高騰となっているのだから、同社株との付き合いが22年になる筆者としては一段の株価水準上昇があって然るべきだと思うのだが、如何であろうか?

 

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