賭狂がゆく

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石原慎太郎氏逝く

 

石原慎太郎・元東京都知事が亡くなった。享年89歳。

 

中共メディアは「日本右翼政治屋」、韓国は「極右妄言製造機が死亡」云々と報道している。このバカ共の論評なんぞまともに取り上げるだけ無駄ではあるが、故石原氏を「右翼」と決めつけるのは無知の証拠である。

 

過去の発言では、

「いや、皇室にはあまり興味はないね。僕、国歌歌わないもん。国歌を歌うときにはね、僕は自分の文句で歌うんです。『わがひのもとは』って歌うの」

 

天皇ご一家の処刑場面を描いた深沢七郎の小説『風流夢譚』について)とても面白かった。皇室は無責任極まるものだし、日本になんの役にも立たなかった。そういう皇室に対するフラストレーションを我々庶民は持っている」

 

また文学雑誌のインタビューでも、戦時中に皇居遙拝せよと言われたことを回想して天皇の)姿も見えないのに遠くからみんなお辞儀する。バカじゃないか、と思ったね」と語っている。

 

このように故石原氏のスタンスは「右翼」から程遠いものではある。しかし一方では、「日本」というものに対する強い擁護の念がほとばしり続けていた。

 

政界入りして自民党若手のタカ派集団「青嵐会」メンバーとして活動したのもそう、東京都知事時代に尖閣諸島を東京都で購入し領土を守らんとしたのもそう。

 

1番感じ入ったのは11年前の東日本大震災の時、福島第一原発事故で東京都が東京消防庁の応援部隊を現場に送り、部隊が任務完了後に都知事に報告した際のこと。

 

これは下記YouTube動画をご覧頂きたい。

 ↓

石原慎太郎男泣き 放水作業の東京消防庁隊員 都知事に報告

(https://www.youtube.com/watch?v=AzCeL4YGCy0 )

 

筆者は「石原慎太郎」を評すとしたら、真っ先にこのシーンを思い出す。国の危急に命を賭けた人々に対して、涙を流して感謝の念を述べる政治家の姿は滅多に見られるものではないからだ。

 

石原氏のご冥福をお祈りいたします。

 

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