「幸福実現党」さんが11日に「日本はウクライナの中立化に向けた外交努力を」という声明を公開したが、その内容は他のロシア擁護人士たちとは少々異なっている。
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日本はウクライナの中立化に向けた外交努力を(党声明)
(https://info.hr-party.jp/press-release/2022/12477/ )
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このポイントは、
この辺りはロシア擁護のルーピー鳩山や北の鈴木親子、佐藤某らの言い分とたいして変らない。
そしてロシアは停戦条件のひとつ「中立化」実現だけに飽き足らず、傀儡2ヶ国承認要求をごり押しするだろう。更にドニエプル川東岸のクリミヤ半島~ドネツク州間地域の領土割譲も要求するであろう。その時でも幸福実現党さんはウクライナに「吞め」と要求するのだろうか。
- 現政権は退陣して親露派政権をつくれ
どんな政権をつくるかはウクライナ国民の選択である。そして抗戦意欲の高いウクライナ国民がいきなり親露派政権を選出する筈は無く、ロシアは押しつけの傀儡政権を後継として承認せよ…と要求してくるだろう。
そして十中八九、プーチンはゼレンスキー大統領とその一統を殺害するであろう。彼らの生命安全なんぞ知ったこっちゃない…ということか。
- 日本は(ロシアの側に立ち)ウクライナを中立化させるよう努力せよ
現在ロシアがウクライナに要求している内容は、1941年11月にアメリカが日本に送ってきた「ハル・ノート」と同等かそれ以上に酷いものである。
もしも我が国がウクライナに「ロシアの条件を吞め」と立ち回るのであれば、ロシアに対しても同等の「脅し」をもって臨まねばなるまい。すなわち極東地域に於ける対露軍事的示威を実行することである。
“仲裁の労を執る”とは、場合によっては双方から憎悪の念を向けられる事もあるのを覚悟しなければならない。それ無くして軽々に、二者の争いに首を突っ込んではならない筈だが。
- ウクライナへの防弾チョッキ等の提供は「軍事協力」、踏み込みすぎだ
これは日本共産党の主張と同じ。要するにロシアに対して抵抗するウクライナ市民がいくら死傷しても「知らんよ」と言いたいのだろう。
- トランプが米大統領ならば今般の事態は起こらなかっただろう
この人たちが「トランプ教」の信奉者であることは前々から承知しているので、今更驚くには当たらない。想定内の反応である。
- とにかくロシアの立場を理解せよ(「世界的な正しさ」はロシアにある)
冒頭述べた、他のロシア擁護人士たち及び世の人々の大多数と違う点はここである。大抵の人は「独裁専制国家」対「自由民主主義国家」という枠組みの中で考えている。従ってロシアも中共も一括りにされている。
しかし、幸福実現党(と幸福の科学)は「唯物論・無神論国家」対「宗教是認・信仰心ある人々の国家」という対立軸に立脚している。それ故に「世界的に見た正しさ」からすると、唯物論を本尊と崇める中共とロシア正教会総本山の現ロシアとでは月とスッポン以上の差がある…というのは頷ける話だ。
中露を分断できる最も効果的な“攻め口”でもあるので、いきなり「ロシア支持!」と打ち出さず、この辺りをもう少し全面に押し立てて主張された方がよいのでは?と思ってしまう。
ちなみに幸福ご一統さんによれば、プーチンの前世は徳川8代将軍吉宗の由。なるほど暴れっぷりは当然か。
まあしかし、過去世がどんなに偉くて霊格が高いからと云っても、それが今世で対立している国の幼稚園や病院にミサイルをぶち込んでも許される・・・訳ではないと思うのだが(「それも全部ウクライナのせい」と言いたいのだろうが)、如何なものか?
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