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黒川紀章作品回顧:中銀カプセルタワービル

 

先週12日から東京都中央区にある中銀カプセルタワービル」の解体工事が始まっている(地番は銀座だが、最寄り駅は新橋、汐留)。

 

(22日、筆者撮影)

 

共同通信4月12日配信記事↓

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銀座のカプセルタワー解体始まる 黒川紀章さんの傑作、年内完了

(https://www.47news.jp/news/7647838.html )

日本を代表する建築家黒川紀章さんの傑作として知られる集合住宅「中銀カプセルタワービル」(東京・銀座)の解体工事が12日始まった。完成から半世紀が経過し老朽化が進んでいた。(以下略)

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日本を代表する建築家の一人であった黒川紀章氏が亡くなったのが平成19年なので、今年で没後15年となる。当ブログは5年前のエントリーで氏の福岡県内に於ける代表作をご紹介した。

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< 追悼:黒川紀章氏没後十年 >

(https://tafu1008.hatenablog.com/entry/15905905 )

 

その中のひとつ、「ホテルキャビナス福岡」(福岡市博多区博多駅前2丁目18-1)はカプセルホテルというカテゴリーのはしりで、氏のデザインによる「個室カプセル」(個室タイプのカプセル部屋)の設計思想は「中銀カプセルタワービル」の流れを汲んでいる。

 

師の作風であった「メタボリズム理論」や「共生の思想」を見ることが出来た代表作「中銀カプセルタワー」がとうとう解体となったのは寂しいものがあるが、如何せん竣工(1972年)から50年経っているので仕方ないだろう。

 

中銀カプセルタワービル」

所在地:東京都中央区銀座 

設計/竣工:1970年‐1972年

建築面積:429.51m²

延床面積:3,091.23m²

鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造

地下1階/地上11階および13階

 

都内には氏が設計した有名な建築物がまだ健在なので、今後折に触れてご紹介してゆきたい。

 

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