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現場猫なのか?奈良県警

 

安倍元首相銃撃殺害事件では、奈良県警の杜撰すぎる警護体制が多くの識者に指摘されている。

 

演説中の安倍元首相の背後に山上容疑者が忍び寄り発砲、その約3秒後に2発目の発砲があった。複数の映像を見たが最初の発砲時、安倍氏の周囲の警護員はみな驚いた様子を示すのみ。そして2発目までの間に安倍氏の盾になるか、もしくは安倍氏に覆い被さって姿勢を低くさせようとした警護員はいなかった。

 

それ以上に致命的な問題は、安倍氏の真後ろがガラ空きであったことだ。

 

映像を見る限り、ほとんどと言ってよい黒服の警護員達は真正面か両隣りの方向を向いていて、後方に注意を払っている様子が無い。

 

まさかとは思うが、もしかしたらその場の奈良県警の警護担当者たちは全員、あの「現場猫」状態になっていたのではなかろうか?

 

 

すなわち、

SP「前方確認ヨシ!誰かが見てるはずだから後方確認ヨシ!」

奈良県警A「誰かが見てるはずだから後方確認ヨシ!」

奈良県警B「誰かが見てるはずだから後方確認ヨシ!」

奈良県警C「誰かが見てるはずだから後方確認ヨシ!」

 

日頃の警護訓練で銃による犯行を想定していなかったのでは?とかの指摘もあるが、「後方もしっかり警戒する」というのはそれ以前の話である。

 

こんな当たり前のことを普通に行ってさえしていれば、本件は襲撃未遂事件で済んでいた可能性が非常に高かったのではなかろうか。

 

安倍元首相という国際的に評価の高い人物の生命が失われただけでなく、全世界に日本警察の杜撰な警護レベルが露呈してしまったという、二重の国益喪失…この事実は重い。

 

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