賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

今月の唄「夏をあきらめて」

 

一時期は湘南のランドマーク的存在だった「パシフィックパーク茅ヶ崎が廃業してから35年近くになる。

 

今思えばIR(統合型リゾート)のはしりで、俳優の上原謙加山雄三父子が経営していたことで知られていたが、1970年に一度倒産し経営者が何度か変わった末、1988年に閉園(その前から休園・再開を繰り返していた)。

 

過日、大磯方面から国道134号線江ノ島に向かう途中、「そういえば確かこの辺だったっけ」と左側を見ていたのだが今はただのマンション群になっていて、かつての面影はまったく無くなっていた。

 

この旧「パシフィックパーク茅ヶ崎」のホテル施設が「Pacific Hotel。有名処ではサザンオールスターズがそのものズバリ「HOTEL PACIFIC」というタイトルの楽曲を出している。しかし夏の終わりに聴く曲として筆者がお薦めするのは、同じサザンの「夏をあきらめて」。2番の歌詞中に「Pacific Hotel」が出てくる。

 

♪ 潮風が騒げば やがて雨の合図

  悔しげな彼女と駆け込む Pacific Hotel

    恨めしげにガラス越しに背中で見てる渚よ

    腰のあたりまで切れ込む水着も見れない

    熱めのお茶を飲み意味シンなシャワーで

    恋人も泣いてる あきらめの夏

 

(ご参考TouYube)

(https://www.youtube.com/watch?v=iLxJmST4mcY )

(https://www.youtube.com/watch?v=BVnMHHzzODg )

 

この曲が出たのは筆者が大学生の頃だったので、もう40年前になる。あの頃、既に「パシフィックパーク茅ヶ崎」の人気は斜陽化していた。

 

恐らくこの曲で桑田佳祐が表現したかったのは、恋人同士の「夏」が終わるという「あきらめ」に仮託した、昭和の湘南文化の終焉へのレクイエムだったのではないだろうか。

 

大磯から茅ヶ崎、藤沢、鎌倉、そして逗子、葉山に至る湘南地域は今も多くの人出で賑わっている。JRや江ノ電で移動するのもいいが、お薦めはやはり海沿いの国道134号線をクルマで流すこと。勿論BGMは「夏をあきらめて」

 

もし読者の皆さんの中で筆者と同じ神奈川県在住の方がおられたら、おそらく「神奈川県人で良かった!」と感じられること受け合いである。

 

ちなみに研ナオコによるカバー・バージョンも必聴。物憂げな歌い方がいい雰囲気を出している。

(ご参考TouYube)

(https://www.youtube.com/watch?v=Tatr4uSXcmw )

 

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