米国の株式市場では12月の節税対策売りが一巡した年末から新年1月にかけて株高となる傾向があり、俗に「サンタクロース・ラリー」と称されている。
しかし今年は世界各国の中銀が金融引き締めを続けておりサンタクロース・ラリーへの期待が薄れる中、日銀黒田総裁からサプライズのクリスマスプレゼントが。
読売新聞12月20日配信記事↓
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日銀、長期金利の変動幅を拡大「プラスマイナス0・5%」に…事実上の利上げ
(https://www.yomiuri.co.jp/economy/20221220-OYT1T50108/ )
日本銀行は20日の金融政策決定会合で、長期金利を0%程度としている金利政策について変動幅を拡大した。従来の「プラスマイナス0・25%」から「プラスマイナス0・5%」とした。事実上の利上げとなる。短期金利はマイナス0・1%を維持した。(以下略)
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普通、サンタクロースというのは子供たちや人々にお土産と夢と希望を与えるものなのに、日銀黒田氏はよりによってクリスマスの週に世界経済を激震させる逆噴射プレゼントを投下。もう“逆サンタ”としか言いようがない。
発表のタイミングも問題。ドル円相場が140円台の時なら円安阻止という大義名分も付けられたのに130円台の今発表、しかもクリスマス直前とは。
もっともプレゼントの中身(金利上昇)は遅かれ早かれ発令されるのが避けられないものなので、今更驚くには当たらないもの。総裁任期があと4ヶ月弱ということもあり、早めに出しとこうと思ったのだろう。21日の米国株式市場は続伸しているので案外ショックも一過性のもので終わると見越しての発表だったのかも知れない。
そういえば以前、何処かで誰かがこんなことを言っていた。
「いつまでも あると思うな 親と金と低金利」
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