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神田祭と日本橋三越「神田祭展」

  (神田明神HPより)

 

京都「祇園祭」、大阪「天神祭」と並び「日本三大祭り」のひとつであり、また徳川幕府の崇敬深く「天下祭」と呼ばれた神田明神の祭礼である神田祭は13日の神幸祭(しんこうさい)に続き、14日に氏子各町会の神輿宮入りが無事終了した。

 

(13日神幸祭日本橋三越入口前での鍛冶町1丁目の神輿。以下筆者撮影)

 

神田祭は隔年の開催が原則、しかし前回に当たる令和3年(2021年)はコロナ禍のため中止されたため、今年は4年ぶりのお祭りとなった。

 

13日の神幸祭では国の重要無形民俗文化財に指定されている「相馬野馬追」の騎馬武者が福島・南相馬市から参加、お祭りを見物していた訪日外国人観光客たちの注目の的となっていた。

 

神田明神に三ノ宮として祀られているのが平将門公、そして福島県相馬地方の領主であった相馬氏の先祖が平将門公であるという由縁により、神田明神と相馬野馬追の交流が続けられている。

 

 (神幸祭での相馬野馬追騎馬武者)

 

さて、お祭りは終わったが余韻に浸りたい向きにお勧めのイベントがある。それは東京都中央区のデパート日本橋三越本店本館1階中央ホールに於いて開催されている、

「-浮世絵や絵巻で見る- 神田明神神田祭展」

である。

 

 

神田明神所蔵の神社と神田祭に関する絵巻物や錦絵、調度品など歴史的に価値ある数々の資料を展示するもので、入場料は無料。

 

展示されている浮世絵の中で興味深いものが、文久元年(1861年)に歌川貞秀が描いた

《東都名所見物異人 神田明神社内 ふらんす

 (神田神社像)

 

来日フランス人男女が神田祭を眺めるさまを描いたもので、まさに現在の“インバウンド”訪日観光客の姿に重なるから面白い。

 

このイベントは5月22日(月)まで行われる。また1階の「室町口」前には延宝元年(1673年)に創業し今年で350年目を迎える三越の歴史を偲ばせる江戸時代当時の『越後屋』看板も置かれているので、歴史好きの皆様に参観をお勧めする次第である。

 

 

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