中共の国防産業を統括しているのは国務院の下部組織である国防部国防科技工業局で、「国防7校」又は「国防七子」と呼ばれる下記7大学はその監督下にある。
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北京航空航天大学
北京理工大学
哈爾濱工業大学
哈爾濱工程大学
南京航空航天大学
南京理工大学
西北工業大学
これらの実態は中国国防部および中国人民解放軍の管轄下にある研究教育機関である。
その「国防7校」に関連し読売新聞がこんなニュースを。
読売新聞6月2日配信記事↓
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中国軍とつながり深い「国防7校」から日本留学、東工大などに39人…技術流出の恐れも
(https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230602-OYT1T50203/ )
中国軍の兵器開発とつながりが深いとされる中国の大学「国防7校」のうち、6校から計39人が2020年度の時点で日本の大学に留学していたことがわかった。政府が2日に閣議決定した答弁書で明らかにした。軍事転用可能な機微技術の海外流出を巡っては、昨年5月に対策が強化されたが、留学生への規制は難しいままとなっている。(以下略)
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留学生云々と書いているが、何を今更の感のあるニュースである。
我が国の国公私立大学の内、かなりの学校が日本学術会議の方針を遵守するか或いは独自の見解で「軍事研究の禁止」を謳っている。その一方で中共の「国防7校」大学と大学間交流協定を結んでいるのが45校あり、その内9校は共同研究の実績まで作っている。
上記ニュースでは徳島大、東北大、千葉大、高知大、新潟大、名古屋大、会津大、東京工業大、京都情報大学院大、福岡工業大の計10大学が名指しされているが、大学間の研究部門・教員レベル提携を行っているのはもっと多い。
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東大、京大、北大、東北大、名大、九州大、東工大、名工大、電気通信大、千葉大、新潟大、三重大、神戸大、徳島大、高知大、広島大、高知工科大、早大、慶應大、上智大、立命館大・・・
自国の国防研究は禁止するが、台湾や沖縄侵略の意図を隠そうともしない中共には協力するという日本学術会議と各大学の姿勢は「理解に苦しむ」レベルを超越している。
ちなみに中国の兵器機械産業を統括している中国国務院隷下の兵器工業部の管轄下にある下記大学は「兵工七子」と呼ばれている。
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北京理工大学
南京理工大学
中北大学
長春理工大学
瀋陽理工大学
西安工業大学
重慶理工大学
この「兵工七子」と大学間交流を行っている日本の大学は上記に加えてもっと増えるはずである。
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