先週16日にザラ場で初の4万ドル台をつけたNYダウ工業株30種平均は翌17日終値でも4万0003.59ドルと史上最高値に。
有名な「セル・イン・メイ(sell in May)」=「(株は)5月に売却せよ」という投資の格言も何のそのの上昇ぶりには驚く外ないが、今週は米エヌビディアの決算発表(※)が控えており一波乱ありそうな気配を感じる。
(※)5月22日(日本時間23日未明)予定。
NY市場を牽引するエヌビディアの株価は既に上場来高値の域にあり、好決算だとしても少々の数値では「期待通りだった」として逆に反落する恐れもあるから困ったものだ。
そしてもうひとつの波乱要因はかねてより取り沙汰されている米の利下げ観測。現在のところ利下げと据え置きの確率は半々という見解が多いようだが、筆者としては0.25%利下げの可能性が約40%と考えている。
仮に利下げがあるとして発表の時期は8月か9月ではなかろうか。しかしマーケットに「思惑が走る」のは早ければ来月中旬か7月となるだろう。
こんな状況なので、一応ダウとナスダック、S&P500のチャートを見た上で現在参考にしているのは米景気先行指数の20年月足である。リーマンショック後急回復し10年、コロナ禍ショックと急反転の後、昨年まで下降線だったが今年に入りまた反転している。
今後は秋の米大統領選という確定イベントを軸に、
- ウクライナ情勢
- 台湾有事
の2大危機の推移次第で波乱はあるものの米景気先行指数の反転は、米国自体については景気後退局面が終焉を迎えつつあることを意味している気がしてならない。
NYダウ4万ドル台乗せはその傍証ではないか?というのが筆者の考えである。
※投資は自己責任でお願いします。
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