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今月の唄『溶解燃料カン』

 
去る1130日に経済産業省で開催された『東京電力福島第一原子力発電所1-3号機の炉心損傷状況の推定に関する技術ワークショップ』。
 
東京電力の説明では溶解した核燃料が落下しているものの、チャイナ・シンドローム状態に至っていない・・・という希望的観測が示された。
 
朝日新聞11302223分配信記事
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核燃料の大半が格納容器内に落下 福島第一原発1号機
 東京電力は30日、福島第一原発1号機で原子炉圧力容器内の核燃料が溶けてほとんどが原子炉格納容器に落ちたとの解析結果を明らかにした。格納容器内に溶けた燃料はとどまっているが、コンクリートの床を一部溶かしたとしている。2、3号機では溶けた燃料のほとんどが圧力容器内に残ったと見ている。いずれも燃料は水につかった状態で冷やされているという。
 東電が格納容器の水位や温度などから解析した。東電は原子炉から溶けた燃料の一部が漏れていることは認めていたが、さらに厳しい状態であるとの認識を示した。1979年の米スリーマイル島原発事故でも炉心溶融が起こったが燃料は圧力容器内にとどまった。廃炉に向けた燃料の回収は極めて難しく、取り出す技術の開発を迫られる。
 解析では、事故を起こした1~3号機のうち、1号機は地震直後に冷却装置が止まり3時間後に燃料が露出。外から注水するまでに時間がかかった。燃料の露出までに2、3日あった2、3号機と比べて、圧力容器の破損が激しかった。
 今回、すべての燃料が圧力容器から格納容器に落ちたと解析。溶けた燃料がコンクリートの床にある升に入り込み、下に向かって最大65センチほどを溶かしたとした。ただし、鋼板製の格納容器の底まであと37センチほどあり、燃料は突き破ることなくとどまり、溶けた燃料が地面を突き抜ける現象「チャイナ・シンドローム」には至っていないとした。(以上引用)
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東電の相変わらず真相を小出しにし、はぐらかして隠蔽する体質は、ここにおいても発揮されている。
 
炉心溶融時の核燃料温度は2800℃以上になっていた筈。ところが鋼鉄の溶融温度は1500℃、コンクリートの溶融温度は2200℃である。なんで「チャイナ・シンドローム状態に至っていない」などと言えるのだろうか。
 
この東電が13号炉の炉心溶融を認めたのが、事故から2か月以上経ってからであった。当時の首相、菅直人は「知らなかった」と逃げ出す無責任ぶり。
 
福島第一原発1号機の爆発を誘発した菅は相変わらずぬくぬくとしている。また「ただちに影響はない」と言い募っていた枝野幸男は、「『直ちに』は7回しか言ってない」と愚にもつかぬ言い訳ばかり。そしてスポークスマンとして国民に対してもっともらしい顔で喋りつつ、陰で愛人とスコスコやっていた原子力安全・保安院のヅラ西山は、福島除染推進チーム次長なのに福島に行かないという。
 
人気のTVドラマ妖怪人間ベムを見ていて思いついた内輪ネタなのだが、福島第一原発1、2、3号機の溶解燃料に名称を与えるとしたら、
「カン」、「エダノ」、「ニシヤマ」
がよろしいかと。
放射性物質の拡散に貢献した上記3名を記憶に留めておくために。
 
 
『溶解燃料 カン』テーマ曲
 
♪ 東電 隠して落ちる
俺たちゃ溶解燃料なのさ
人が取り出すこと出来ぬ
メルトダウンのこの体
( 早くチャイナ・シンドロームしたい!)
格納容器を 突き抜けろ
カン! エダノ! ニシヤマ!
溶解燃料 ♪
 
(誰か「初音ミク」に歌わせてやって下さい。お願いします)
 
そうだ、カイエダやホソノ、シミズ、カツマタも控えているっけ・・・
 
 
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