賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

一流賭人イーロン・マスク氏

 

世界で初めて個人資産額が4000億ドル(約61兆円)という前人未到の域に達したのが実業家イーロン・マスク氏である。

 

ブルームバーグ12月12日配信記事

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マスク氏資産が急拡大、世界初の4000億ドル超え-保有企業評価増

(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-12-11/SOC9IPT1UM0W00 )

(以下略)

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そのマスク氏は先月、突然[X]で「侘び寂び」と呟き、

 

そして去る6月にも「IJapan」と呟いていた。

     (素晴らしい!)

 

これらを見て筆者が突然思い起こしたのが、プロ雀士桜井章一氏である。

 

桜井氏は現役時代20年間無敗で「雀鬼」の異名をとり、まさに当代一流の勝負師=「賭人(ギャンブラー)であることは誰しもが認める処であろう。

 

しかし氏の著作を読み、またその映像を見るに、賭人というよりも一種の「禅僧」の如き観を覚える。超一流の勝負師となるとその心持ちは「悟りの境地」に近くなるものだろうか。

 

マスク氏もその[X]に見られるように日本文化・思想の造詣が深く、特に真言密教唯識論に傾倒していると聞く。悟りの境地の近くまで行っているかどうか知らないが、少なくとも一個の「求道者」であることは間違いないであろう。

 

桜井氏に似た雰囲気が出てきたマスク氏はまた、機を見るに敏な実業家でもある。EVメーカーのトップでありながらトランプ氏支持を鮮明にし、今や次期トランプ政権の最大のキーパーソンとなった氏はまさに「一流の賭人」と言えるのではなかろうか。

 

但し勝負師はどんなに道を求め高みに近づいても、どうしても超えられない一線がある。それは「勝負に勝たなければならない」という"欲"があること。実業家であれば「結果を出す、収益を上げる」ということになる。

 

俗に「大欲は無欲に似たり」と謂う。「侘び寂び」と呟くマスク氏の「志(こころざし)」が奈辺にあるのか、先ずはお手並み拝見である。

 

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