賭狂がゆく

港澳(香港、マカオ)往来28年、人生如賭博

M・シューマッハ氏回復も訴訟発生…

 
昨年末のスキー事故で頭部を負傷し、手術後に昏睡状態に置かれていた元F1ドライバーのミハエル・シューマッハ氏。ところが外電によると、シューマッハ氏が驚異的な意識回復を開始した由。
 
サンケイスポーツ 416503分配信記事↓
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奇跡的!シューマッハー氏、意識回復「周囲の環境に反応を示す」
 【ベルリン15日】昨年末のスキー事故で頭部を強打し、一時は命を危ぶまれた元F1王者ミヒャエル・シューマッハー氏(45)=ドイツ=が意識を回復した。サビーネ・ケーム代理人が15日、ドイツのARDテレビで明言。順調に回復すれば、入院しているフランスのグルノーブル大学病院からリハビリ専門の施設に転院する予定も明かした。
 同代理人は「わずかながら周囲の環境に反応を示すまでに症状が改善してきた。家族はとても喜んでいる」と説明。まだ話すことはできないものの、検査や病室内での声に対し目を動かすなどの反応を示している。
 意識不明の重体から驚異的な回復だ。2度の開頭手術後は脳の腫れを抑えるために低体温を保ち、人工的な昏睡状態に置かれた。1月末から始まった段階的に麻酔を弱めて覚醒させる治療が奏功した。同代理人は今後について「どんな名医でもどこまで回復するかは明言できないが、リハビリ施設で日常生活が営める程度にまで回復できればと考えている」と発言。奇跡的な回復を遂げる可能性を口にした。(以下略)
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奇しくも私はシューマッハ氏が事故に遭ったその日、彼が1990年にF3で優勝したマカオの「マカオグランプリ博物館(澳門大賽車博物館)」を訪問していた。同博物館ではアイルトン・セナをはじめとする歴代優勝者のマシンや装備品などが解説付きで展示されており、シューマッハ氏も広いスペースで紹介されている。
 
イメージ 2
マカオGPで優勝時のシューマッハ氏の乗車)
 
モータースポーツを愛する1ファンとしてシューマッハ氏が意識不明から徐々に回復に向かっているという知らせに喜びを禁じ得ない。
 
ところが「好事魔多し」という言葉の通り、そのシューマッハ氏を相手取っての訴訟も発生。
 
サンケイスポーツ 423730分配信記事↓
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シューマッハー氏、意識不明の重体となる前に起こした事故で告訴される
 【ロンドン22日】22日付の英タイムズ紙は、元F1王者のミヒャエル・シューマッハー氏(45)=ドイツ=がスペインの公道で昨年起こした事故をめぐり、被害者のスペイン人男性が損害賠償の訴えを起こしたと報じた。
 報道によると事故が起きたのは、シューマッハー氏がフランスでのスキー事故で意識不明の重体となる6週間前の昨年11月17日の晩。シューマッハー氏はスペインのセビリアから約5キロの距離にあるボルムホスでレンタカーを運転中、交差点でオートバイに乗った男性と接触し、転倒させたという。地元警察では交差点の照明が暗かったことは事実ながら、シューマッハー氏側の過失としている。
 苗字は伏せてフランシスコ・M・A氏とのみ実名が明かされた男性は、手首を骨折して手術を受け、現在も通院中。治療費の支払いに加え、破損した時計、衣類、オートバイを弁償するよう求めているという。(以上引用)
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スキー事故以前の事件、かつ地元警察がシューマッハ氏の過失と認定しているので仕方あるまい。もっともスペインを含む西欧諸国の有罪率、否、日本以外の有罪率はみな日本より低いので、もしかしたら一審での過失判断がゆるくなるかも知れない。
 
  日本の第一審有罪率は99.98%と異常な率である。
 
本件の被害者はシューマッハ氏が意識回復しなければ泣き寝入りを強いられる可能性もあった筈だから、取りあえず回復に合わせてやっとアクションを起こせたといった処か。被害者の保険はどうだったのかという疑問は残るが。
 
何はともあれ、シューマッハ氏の順調な回復を祈るばかりである。
 
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