今日17日から「政改表決」つまり香港行政長官選挙の制度改革案に関する立法会の審議が始まる。70人の立法会議員が一人ずつ、持ち時間内で自分の意見を表明する方法での採決だが、全議員の3分の2以上の賛成が無ければ否決される。
(立法会議会ビル、筆者撮影)
現在のところ「汎民=全民主派」議員は27人(定数70人の内、普通選挙での選出は35人)いるので、このまま民主派が結束していれば中共の押し付けるニセモノ普通選挙案は否決される・・・筈である。なにしろ民主派議員にとっては、本件で中共提案に賛成すれば自身の政治生命は瞬時に終わると言ってよいからだ。
従って中共=親中派が裏切りの見返りとして相応の“お土産”をちらつかせている…という話がチラチラ出ては消え、出ては消えている。もっとも香港政府側も一部選挙区の定数増減案を提示していて、寝返り議員が来年の選挙でも勝てるよう配慮しているのがミエミエなので、その他の“お土産”説も根拠が無いとは云えないのが現状である。
前述のように採決は各議員の意見表明をもって為されるので、結果が判明するのはおそらく翌日以降となるだろう。果たして誰が中共側に寝返るのか、はたまた誰も寝返らないのか、見ものである。
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